週末は日本付近を低気圧が通過 太平洋側では強まる雨に注意

ウェザーニュース

今週末は日本付近を低気圧や前線が通過します。雨の降る所が多くなり、太平洋側では強まる雨に注意が必要です。

土曜日は九州を中心に雨

明日20日(土)は、大陸から東シナ海にのびる前線が九州に接近します。九州では段々と雨が降り出し、午後には中国・四国でも雨の降る所がある見通しです。

前線に向かって暖かく湿った空気が流れ込むため、前線付近では雨雲が発達する可能性があります。九州は東シナ海側を中心に、雷を伴った激しい雨に注意してください。

日曜日は太平洋側で強雨の可能性

明後日21日(日)になると、前線や低気圧が本州南岸を東に進むとみています。

雨の範囲は東へ広がり、西日本や東海では雨が降る予想です。太平洋側では雨の降り方が強まる可能性もあります。関東も沿岸部ほど雨が降りやすくなりそうです。

17日(水)に最大震度6弱を観測した愛媛県や高知県などでは、地盤が緩んでいるおそれがあります。土砂災害など二次災害の発生に注意が必要です。

北海道の内陸部は雪の所も

北海道は東の海上にある低気圧の影響で、オホーツク海側では20日(土)を中心に雨が降りやすくなります。内陸部では雪になる所もある見込みです。

冷たい北風が吹き付けるため、気温も上がらず寒さを感じそうです。

桜の開花が進む道央や道南、東北北部では、週末は大きな天気の崩れはなくお出かけには問題ありません。

お花見を楽しめる空ですが、気温はあまり上がらず寒さ対策が必要です。