今年の東日本、西日本の桜開花 8割以上が遅かったと体感
ウェザーニュース / 2024年4月25日 13時0分
今年は3月の気温が低く推移した影響で、西日本や東日本で桜の開花が平年よりも遅くなりました。
すでに桜シーズンが終了している東日本や西日本のウェザーリポーターの皆さんと一緒に、今年の桜を振り返ります。
関東や東海、西日本では遅い開花に
ウェザーニュースアプリの利用者に開花の時期について調査を行ったところ、全体の約8割(82%)が「遅かった」と回答しています。関東では86%の方が「遅かった」と回答し、他のエリアより割合が高い結果となりました。
今年は特に関東や東海の各地で平年より遅い開花となり、開花の早かった昨年と比べて1〜2週間ほど開花が遅くなったところが多くなりました。
開花が遅れた原因は3月の低温
桜の花芽は2月以降、春にかけて気温が上昇するに従って生長し、日最高気温の積算が一定の値に達すると開花します。
今年は2月中旬に記録的な暖かさになったものの、2月末から3月中旬は気温の低い傾向が続きました。このため、開花直前になってつぼみの生長がなかなか進まず、開花が遅くなったと考えられます。
お花見タイミングは7割弱が「ばっちり」
アプリの利用者に「お花見のタイミングはどうだったか」についても調査したところ、「見頃前だった」が13%、「ばっちり」が66%、「見頃を過ぎていた」が21%の結果となりました。去年と比較すると「見頃前だった」の割合が5ポイント増えていました。
多くの方が見頃ピーク時にお花見を楽しめたようですが、桜の開花が平年より遅くなったため、あらかじめ計画していたお花見時期に桜が咲いていなかったなど、タイミングがずれてしまったこともあったようです。
寄せられたコメントには「花見を予定していた日にまだ咲いていなかった」「平日に満開になり、週末に散り始めた」「満開になったと思ったら既に葉っぱが出ていた」というものが多くありました。
みなさんは今年の桜を存分に満喫できたでしょうか。桜前線は北上し、現在は北海道で桜が見頃を迎え始めています。来年以降も、春の訪れを告げる美しい桜を楽しみたいですね。
さらに詳しい今年の桜のまとめは5月頃に発表します。
調査概要
質問:開花の時期は?/お花見のタイミングはどうだった?
調査日:2024年4月15日(月)〜16日(火)/2023年4月16日(火)〜17日(水)
回答者数:9,066人/7,920人
回答項目:早かった、遅かった、その他、わからないから1つ選択/見頃前だった、ばっちり、見頃を過ぎてたから1つ選択
写真:ウェザーリポート(ウェザーニュースアプリからの投稿)
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