霧の濃い朝 白いアーチ「白虹」が出現 霧が解消するサイン
ウェザーニュース / 2024年5月14日 7時30分
今日14日(火)朝は東北から北陸、甲信、近畿や中国四国にかけては、内陸部を中心に放射冷却が効いて冷え込みが強まり、霧の発生しているところがあります。
兵庫県三田市では霧の中に白いアーチが見られました。これは霧が解消に向かう時に見られる「白虹」もしくは「霧虹」と呼ばれる現象です。
白虹は霧が解消して晴れるサイン
![](https://smtgvs.cdn.weathernews.jp/s/topics/img/202405/202405140055_box_img2_A.png?1663795662)
白虹と七色の虹の原理
通常の虹は太陽の光が雨に反射する際、雨粒がプリズムの役割を果たして太陽光が分光されるため、七色に見えます。
一方、白虹は太陽の光が霧の粒に反射・散乱して見られます。霧の粒は雨粒より細かいためプリズムのように分光されず、全ての波長(色)の光が同じように散乱されるため、白く輝いて見えます。また、回折と呼ばれる現象によって太陽の光が曲げられ、その曲げられた光が集中するところが明るく見られることも、白く輝いて見える一因です。
太陽の高さが低い朝や夕方に霧が出ていて解消に向かうときに、このような白い虹が見られることがあります。
今朝は内陸部を中心に濃い霧が発生していて、上信越自動車道や長野自動車道では速度規制が行われるほどでした。7時20分現在、東北から近畿を中心に濃霧注意報が発表されています。車の運転など、視界不良に十分に注意してください。
霧は解消に向かい気温も上昇へ
内陸部で発生している霧は、夜間の気温低下と雨上がりの湿った空気が残ったことによるものなので、日中の気温上昇とともに解消に向かいます。現在、霧に包まれているところでも、昼間は晴れて穏やかな天気となる見込みです。
気温も日差しとともに上昇し、内陸部でも25℃以上の夏日になるところがあります。朝と昼間の気温差がかなり大きくなるので、体調を崩さないように服装で上手に調整するようにしてください。
写真:ウェザーリポート(ウェザーニュースアプリからの投稿)
この記事に関連するニュース
ランキング
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
![](/pc/img/mission/mission_close_icon.png)
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
![](/pc/img/mission/point-loading.png)
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください
![](/pc/img/mission/mission_close_icon.png)