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新潟や東北南部でハロが出現 珍しい虹色現象も?

ウェザーニュース / 2024年5月15日 11時10分

ウェザーニュース

今日15日(水)も北日本や東日本は晴れている所が多くなっています。新潟県や東北南部には上空高い所の非常に薄い雲がかかり、「ハロ」が現れました。通常のハロに加え、珍しいものも現れているかもしれません。
» 写真 各地から届いた「ハロ」

「9度ハロ」や「18度ハロ」の可能性

「ハロ」は、上空の高いところに太陽が透けて見えるくらいの薄い雲が広がっているときに、太陽の周りにボンヤリと見えるリング状の明るい部分のことを指します。暈(かさ)や日暈(ひがさ)とも呼ばれる虹色現象です。

通常の虹とは違い、上空の薄雲を構成する氷の粒によって太陽光が内側に曲げられ、光の強い部分が環状に見られます。

また、今日は3重に見えているハロも多くなりました。通常のハロは六角柱型の氷晶によって出現し、視野半径角22度のところに見えます。今回はこのハロの内側(視野半径角9度あたり)にもリングが見えており、「9度ハロ」と呼ばれるピラミッド型氷晶によって出現しているものである可能性があります。

写真をよく見てみると、「9度ハロ」と通常のハロの間にもう一本明るい環があります。これは「18度ハロ」と呼ばれる非常に珍しい虹色現象ではないかと考えられます。

さらに、通常のハロの上部に重なるように「タンジェントアーク」も現れています。氷晶の形状などの違いにより屈折する角度が変化することで、ハロやアークの現れる位置や種類が変わってくるので、断定することは難しくなっています。

新潟県や東北南部の雲はすぐに厚くなることはなく、特に昼過ぎまではハロやアークなどの虹色現象を楽しむことが出来そうです。空を観察する際は太陽を直接見ないようお気をつけください。

写真:ウェザーリポート(ウェザーニュースアプリからの投稿)

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