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熱々のお湯はNG? 知っていましたか、お茶の淹れ方NG4選

ウェザーニュース / 2024年5月24日 10時0分

ウェザーニュース

お茶の産地では4月下旬から5月にかけて「一番茶」が摘まれ、6月初旬まで「新茶」として全国に出回ります。

ウェザーニュースでは、緑茶が好きか嫌いか、アンケート調査を行いました。結果は、なんと好きという回答が95%! 男女や世代を問わず、多くの人から支持される飲み物だということが分かりました。

まだ今年の新茶を飲んでいなければ、近くのお茶屋さんをのぞいてみてはいかがでしょう。

ところで、美味しいお茶を淹れるには、やってはいけないことがいくつかあります。

高級茶の産地として知られる福岡県八女市で、緑茶や緑茶加工品の製造・販売を行っている株式会社星野製茶園に、お茶の淹れ方NG4選を教えていただきました。

▼NG1:水道水をそのまま使う

急須で煎茶を淹れる場合、やってはいけないことがあるそうです。いちばん多い間違いは、どんなことでしょうか。

「煎茶を飲むとき、水道水をそのまま使うのは避けたほうが良いでしょう。

日本の水道水はミネラル分が少ない軟水なので、味にクセがありません。山水(やまみず)やミネラルウォーターに近く、繊細な日本茶を淹れるのに適しています。

しかし、消毒のために添加されている塩素(カルキ)がお茶の大敵なのです。

美味しいお茶を淹れるには、浄水器か浄水ポットを使って水道水の塩素を除去してください。そうすれば、水道水は美味しい水に生まれ変わります」(星野製茶園)

浄水器や浄水ポットがない場合、沸かして冷ましたお湯を使うといいようです。

水道局ではカルキを抜く方法として、「やかんのふたを半開状態にして、沸騰してから5~10分弱火で加熱し、湯冷ましにして飲用」することを推奨しています。

▼NG2:熱々のお湯で淹れる

次にやってしまいがちな間違いは、どんなことでしょうか。

「熱々のお湯を急須に注ぎ、それで煎茶を淹れないようにしましょう。正しい方法は、沸騰したお湯を茶碗に八分目まで注ぎ、冷ます方法です。湯冷ましを使用する場合もあります。

次に湯冷ましした茶碗のお湯を、茶葉の入った急須に注ぎます(茶葉の目安は3人で6g)。それから約60秒(深蒸し茶は30秒)、お茶が浸出するのを待ってください。

茶碗に注がれたときのお湯の温度は、70~80℃が理想的です」(星野製茶園)

▼NG3:茶碗にいっぺんにお茶を注ぐ

3番目にやってしまいがちな間違いは、どんなことでしょうか。

「茶碗にいっぺんにお茶を注ぐことです。

たとえば3つの茶碗にお茶を注ぎたい場合、1つずつの茶碗をお茶で一気に満たしてはいけません。少量ずつ何度かに注ぎ分けるようにしましょう。

そうすると、3つの茶碗に均等な味と均等な色のお茶を注ぐことができます」(星野製茶園)

▼NG4:急須にお少し茶が残った状態で二、三煎目を淹れる

最後にやってしまいがちな間違いは、どんなことでしょうか。

「急須にお茶を少し残してしまうことです。この状態でお湯を足して、二煎目、三煎目のお茶を淹れないようにしましょう。

急須から茶碗にお茶を注ぐときは、最後の一滴までしっかり注ぎ切ってください。

急須にお湯が残っていると、お茶の成分が浸出してしまい、二煎目、三煎目がおいしくなくなるからです。

二煎目、三煎目は、お湯を入れてから30秒ほど待ってから注ぎましょう」(星野製茶園)

煎茶の美味しい淹れ方もわかってきますね。今年の新茶は、正しい淹れ方で味わってみませんか。

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