アメリカ南部で連日の荒天 局地的な激しい雨や竜巻への警戒続く

ウェザーニュース

アメリカ南部で荒天が続いています。テキサス州を中心に被害を出した活発な雨雲は東に移動し、アラバマ州やフロリダ州などで激しい雨や竜巻などが懸念される状況です。

洪水、竜巻などに関する警報・注意報を発表中

アメリカ南部ではメキシコ湾から暖かく湿った空気の流れ込みやすい状況が続いています。低気圧や前線の周辺では雨雲が発達し、現地時間の16日(木)はテキサス州を中心に雷雨や暴風の被害が出ました。

低気圧の東進に伴って雨の中心も東に移り、アラバマ州やジョージア州、フロリダ州を活発な雨雲が通過中です。活発な雨雲の周辺では1時間に50mm前後の激しい雨が降っているとみられます。

大気の状態が非常に不安定になっているため、激しい雨に加えて落雷や竜巻などの突風を伴う見通しです。雨雲の発達しやすい状況は少なくとも現地時間の18日(土)いっぱいは続くとみられ、アメリカの気象当局は洪水や雷雨、竜巻に関する警報、注意報を発表し、警戒を呼びかけています。