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週刊地震情報 2024.5.19 茨城県沖の地震で震度3 この震源では10か月ぶりの規模

ウェザーニュース / 2024年5月19日 10時15分

ウェザーニュース

この1週間で国内で観測された有感地震の回数は、前週に比べると少ない水準です。

能登半島周辺の地震はまだ多く、太平洋側の広い範囲で地震が散発しています。震度3以上の地震は3回発生しました。(5月13日~5月19日10時の集計)

国内:茨城県沖の地震は浅い震源のタイプ

茨城県沖の地震

18日(土)9時55分頃、茨城県沖を震源とするマグニチュード4.8、深さ約10kmと推定される地震が発生しました。この地震で茨城県鹿嶋市、潮来市、行方市、千葉県香取市、多古町で最大震度3を観測しています。

茨城県沖を震源とする震度3以上の地震は、去年7月22日以来、約10か月ぶりです。地震のメカニズムは北西ー南東方向に張力軸を持つ正断層型と解析されています。

茨城県沖で発生する地震はプレート境界に近い深さ50km前後の震源が多く、今回のような深さ10km前後の地震も時々発生します。2022年には今回の震源とは少し離れてるものの、深さ5km、マグニチュード6.0の地震があり、最大震度5弱を観測しました。

国内:能登半島周辺で今月2回目の震度3

能登半島沖の地震

15日(水)2時49分頃、能登半島沖を震源とするマグニチュード2.9、深さ3kmと推定される地震が発生しました。この地震で石川県志賀町で最大震度3を観測しています。

能登半島周辺の地震は発生当初に比べると大幅に減少していて、震度3の地震が3月、4月がそれぞれ4回。5月に入ってからは2回目です。震度4以上の地震は2月の後半以降、起きていません。

有感地震そのものは多い状況が継続していますが、大きな揺れにはなりにくい状況です。

世界:カリブ海でM5.6の地震

世界のM4.5以上の地震(USGSホームページ引用/ウェザーニュース加工)

アメリカ地質調査所の解析によるマグニチュード6以上の地震は発生していません。最も規模の大きな地震はケルマデック諸島で発生したマグニチュード5.9です。

今回はプエルトリコに近いカリブ海では発生した地震でに注目します。日本時間の15日(水)の朝、プエルトリコの北西の海域を震源とするマグニチュード5.6、深さ約7kmと推定さえる地震が発生しました。地震のメカニズムは北北西ー南南東方向に張力軸を持つ正断層型と解析されています。

プエルトリコの北にはカリブプレートと北米プレートの境界が位置していて、マグニチュード6を超えるような地震が時々発生する領域です。最近では今回の震源の近くで2019年にマグニチュード6.0の地震があり、1943年にはマグニチュード7.7の大きな地震が発生した記録もあります。

出典・参考
※日本国内の震源・震度の情報は特に記載が無ければ気象庁より。海外の震源情報は特に記載が無ければアメリカ地質調査所(USGS)より。発表機関により震源情報に差が生じることがあります。

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