28日(火)頃は西日本や東日本で大雨のおそれ 前線の活動が活発化
ウェザーニュース / 2024年5月26日 11時40分
週前半の28日(火)頃は前線の活動が活発になり、西日本や東日本で本降りの雨になります。
台風1号の間接的な影響で暖かく湿った空気が流れ込むため、前線付近では雨雲が発達しやすく、太平洋側の地域を中心に大雨に注意が必要です。
台風1号の東側にある暖かく湿った空気が流れ込む
![](http://smtgvs.cdn.weathernews.jp/s/topics/img/202405/202405260105_box_img0_A.png?1716691009)
西から接近する前線の影響で、九州の早い所では今日26日(日)の夕方から雨が降り出し、明日27日(月)は雨の範囲が東に拡大します。28日(火)になると上空の気圧の谷が深まり、前線上には低気圧が発生して太平洋側を進む見込みです。
また、今日9時にフィリピン付近で発生した台風1号が、28日(火)頃には沖縄の南に進んでくる予想になっています。この台風の東側にある湿った空気が前線に向かって流れ込むことで、前線の活動がいっそう活発になることが考えられます。
西日本や東日本は本降りの雨になり、特に太平洋側の地域では局地的に雨が強まって1時間に50mmを超えるような非常に激しい雨の降る可能性があります。東日本や東北では29日(水)の早朝まで雨の強まりやすい状況が続く見通しです。
総雨量が200mm超の可能性も
29日(水)朝までの総雨量は、九州から東海の太平洋側で100mmを上回る予想です。特に南からの湿った空気が山にぶつかるなどして雨雲が発達しやすい四国や近畿、東海の山沿いでは、総雨量が200mm以上に達するおそれがあります。
前線の動きや湿った空気の流れ込み方によって雨の強まるエリアが変わってきますので、最新の情報をこまめに確認するようにしてください。
台風の予報があるとその中心に目が行きがちですが、今回は台風が遠くにある段階で雨が強まります。進路図の日付に惑わされず、早めに雨への備えを行うようにしてください。
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