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台風1号は急発達し強い勢力に 本州の南を離れて通過も前線の影響で大雨に

ウェザーニュース / 2024年5月27日 10時15分

ウェザーニュース

台風1号(イーウィニャ)は今日5月27日(月)9時現在、フィリピンの東を北東に進んでいます。

フィリピンの東の海上は海面水温が高いことや、湿った空気が集まりやすいことなどから発達に適した環境になっていて、勢力が急速に強まってきました。中心付近の最大風速が35m/sに達して強い勢力となり、衛星画像では台風の目が形成されつつある状況が確認できます。

▼台風1号 5月27日(月)9時
 中心位置   フィリピンの東
 大きさ階級  //
 強さ階級   強い
 移動     北東 ゆっくり
 中心気圧   985 hPa
 最大風速   35 m/s (中心付近)
 最大瞬間風速 50 m/s


※記事本文は下に続きます。

関東に近づく可能性も

今後、台風1号は北東方向に進み、本州の南を通過していく見込みです。沖縄県の大東島地方は暴風域を伴った状態で台風が接近するため、風雨への備えが必要になります。

また、31日(金)にかけて北寄りの進路を進んだ場合は関東にかなり近づく可能性が出てきました。勢力は弱まっているとみられるものの、南部の沿岸を中心に影響が出ることが考えられますので、今後の進路に注意をしてください。

台風の接近前に太平洋側では大雨のおそれ

予想積算降水量 29日(水)9時までの48時間

また台風の周辺にある湿った空気が日本列島付近の前線に向かって流れ込むことで、明日28日(火)にかけて前線の活動が活発になる見込みです。

西日本や東日本は太平洋側を中心に雨が強まります。局地的には1時間に50mmを超えるような非常に激しい雨の降るおそれもあり、道路冠水や河川・用水路の増水に警戒が必要です。大気の状態が不安定になるため、雷や突風にも注意してください。

強い雨の範囲は時間とともに東へ移っていくとみられ、関東は28日(火)の深夜から29日(水)の未明が雨のピークとなる予想です。

29日(水)朝までに予想される降水量は、九州から東海の太平洋側の広範囲で100mmを上回る予想です。特に、南からの湿った空気が山にぶつかるなどして雨雲が発達しやすい近畿や東海の山沿いでは、総雨量が200mmを超えるおそれがあります。

前線の動きや湿った空気の流れ込み方によって雨の強まる地域は変わってきますので、最新の情報をこまめに確認するようにしてください。

台風の予報があるとその中心や進路に注目が行きやすいですが、今回は台風が遠くにある段階で大雨となります。進路図の日付に惑わされず、早めに雨への備えを行うようにしてください。


台風の名前

台風の名前は、国際機関「台風委員会」の加盟国などが提案した名称があらかじめ140個用意されていて、発生順につけられます。

台風1号の名前「イーウィニャ(Ewiniar)」はミクロネシアが提案した名称で、嵐の神という意味のチューク諸島の伝統的な言葉からとられています。

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