九州は300mm近い大雨 雨がピーク過ぎてもしばらくは警戒必要
ウェザーニュース / 2024年5月28日 9時0分
昨日から断続的に激しい雨になっている九州では降り始めからの雨量が300mm近くに達している所があります。雨がピークを過ぎてもしばらくは土砂災害などに警戒が必要です。
5月として1位の記録を更新した地点も
活発な雨雲が次々に通過した九州南部では昨夜から雨が勢いを増してきました。
日付が変わってから各地で100mm以上の雨が降り、降り始めから8時40分までの総雨量は鹿児島肝付町・肝付前田で277.5mm、県指宿市で276.5mm、宮崎県えびの市・えびの高原で276.0mmに達しています。一部では5月として観測史上1位の記録を更新する大雨です。
活発な雨雲は午前中で九州からは離れるものの、これまでの雨で土砂災害の危険度が高まっていたり、河川の増水している地域があります。しばらくは危険な所に近づかないようにしてください。
この後は四国や近畿で激しい雨に
![](https://smtgvs.cdn.weathernews.jp/s/topics/img/202405/202405280075_box_img2_A.png?1716854460)
これから午後にかけては活発な雨雲が四国や近畿へを移っていく予想です。すでにこれらの地域では雨が強まっていて、四国では1時間に20mm以上の強い雨を観測しています。
四国は昼前後をピークに発達した雨雲が通過し、局地的には1時間に50mm以上に非常に激しい雨が降る見込みです。また、午後は近畿に雨雲が移動して四国と同じように非常に激しい雨が降り、線状降水帯が形成された場合はさらに雨が強まるおそれがあります。
大規模な道路冠水や低い土地の浸水、河川の増水、土砂災害などの危険性が高まります。すでに愛媛県や岡山県、大阪府などに警報が発表されており、警戒が必要です。
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