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高値はいつまで? 悪天候でウメやジャガイモがピンチ? 6月の野菜予報

ウェザーニュース / 2024年6月2日 6時10分

ウェザーニュース

「○月としては異例の〜」「異常な暑さ」「〜級の大雨」などの言葉がニュースで使われることが珍しくなくなりました。

今年の異常な天候不順は、野菜の生育にも大きく影響しているといいます。

「5月の野菜も異常な暑さや雨でダメになったために、品薄になったり値下がりが遅れたりしました」とスーパーマーケット「アキダイ」(本社・東京都練馬区)の秋葉弘道社長は説明します。

6月の野菜の価格動向はどうなるのでしょうか。

6月にお買い得になる野菜は?

6月は基本的には多くのものが安くなるはずといいます。

「ピーマン、インゲンなどの果菜類がよいです。レタス、キュウリ、トマト、ナスなども下がるでしょう。葉物も順調で、平年並みです。

レタスは、今の主産地の長野で異常な高温や低温などにならなければ大丈夫。キュウリも今は群馬産などが多く、次いで福島産と、天気に異常がなければしばらくは安いでしょう。

トマトは、産地リレーがうまくいかずに1度値上がりして、平年より1〜2割高めになっていますが、落ち着いてきています。この後は基本的に下がっていくでしょう。

ナスも露地物がたくさん出てきている状況です。心配なのは、ナスは雨が苦手なので、雨続きの予報が出ていることでしょうか。

旬を迎えているラッキョウは今のところ順調です。ただし、値段が上がらなくても後半は品質が落ちる可能性があるので、6月前半までがおすすめです」(秋葉社長)

値上がりが心配な野菜は?

6月に値上がりが心配なのが、食卓に欠かせないタマネギとジャガイモです。

「ジャガイモは安くなるかと思われたのですが、雨の降りすぎでダメになってしまったものがあるのです。今、メインの産地は長崎なのですが、長崎も雨の影響で収穫量が少なくなってしまいました。6月中は高めで、後半にかけて徐々に今の値段よりは安くなる可能性があります。

タマネギも値上がり傾向にあります。もう上がり始めていて、平年より2〜3割高めになるでしょう。

カボチャも例年よりは3割ほど高めです。円安とメキシコ産があまりよくないことも影響していますが、異常な高値だった去年ほどではありません」(秋葉社長)

値上がりだけでなく品薄も心配なのがウメの実です。

「今年は異常気象や雹(ひょう)の被害があって、南高梅(なんこうばい)などのウメが本当に少なく高値になります。出荷が例年より4割ほど少なくなりそうです。いつもの年ならよい品や値下がりを待つこともありますが、今年は早めに購入した方がよいでしょう」(秋葉社長)

6月の野菜については、生育状況がよくても産地の天気次第で変わってしまうこともあるようです。日々変わる天気にも注目しつつ、よりよいものを探しましょう。


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