前線は南の海上に停滞する日が多い 関東から西の梅雨入りは？

ウェザーニュース

平年であれば、関東以西の各地で6月上旬までに梅雨の時期を迎えます。この先一週間は前線が一時的に北上する日はあるものの、南の海上に停滞する日が多い予想です。今のところ関東〜九州では梅雨入りとなりそうな気配がありません。

9日(日)頃に前線北上も一時的

週間天気

今日5日(水)は高気圧に覆われて、東日本や西日本を中心に青空が広がっています。この高気圧は中心を徐々に東へ移すものの、8日(土)にかけては本州付近に勢力を残し、晴れる所が多くなる見込みです。

9日(日)になると気圧の谷の接近に伴って、南の海上にある前線が北上してきます。前線上には低気圧も発生し、西日本は広い範囲で雨が降って太平洋側を中心に降り方の強まるおそれがあります。東日本でも雨の降る所がある予想です。

ただ、前線は来週中頃になると再び南の海上に離れ、西日本や東日本では晴れ間がある見込みです。このため、この先一週間は西日本や東日本の広範囲での梅雨入りの可能性は低いとみています。

先週5月30日に発表された気象庁の1か月予報では、西日本の6月の降水量は平年並か平年より多くなる見通しになっています。梅雨入りとともに前線の活動が活発になり大雨となる可能性もありますので、大雨対策などを進めるようにしてください。

また、梅雨入りすると湿度の高い日が増え、エアコンの除湿機能も使う日が多くなります。エアコンの点検や掃除、試運転がまだの方は、早めに行なっておくと良さそうです。