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夏に旬を迎える野菜・果物は? 旬の食材カレンダー

ウェザーニュース / 2024年6月17日 5時10分

ウェザーニュース

このところ陽射しが強くなり、蒸し暑くなってきました。夏に旬を迎える野菜や果物も、春野菜に比べて、強い日差しを浴びて生長する夏野菜は、緑が濃く力強く見えます。

そこで、初夏から夏にかけてグンと美味しくなる野菜や果物について、野菜ソムリエプロの吉田謹子さんに聞きました。

野菜サラダの代表的な素材が一斉に旬

初夏から夏にかけては、サラダに欠かせないフレッシュな生野菜が旬を迎えます。

「キュウリやトマト、レタスなどは気温が高くなると一気に生長し、味が濃く、食感も良くなります。

特にキュウリなどは、生長のスピードが速いと皮が柔らかくなるので一段と美味しさがアップするのです。

これらの野菜は水分が非常に多く、利尿作用があるカリウムを含んでいます。蒸し暑い日にはシャキッとした旬の野菜は口当たりもよくおすすめです」(吉田さん)

色鮮やかな夏野菜は夏向きの栄養が豊富

夏野菜は色が鮮やかで濃いものが多いのが特徴の一つです。

「トマトやキュウリ、トウモロコシ、ナスなど、どれも夏の強い日差しに負けない濃い色をしています。

夏野菜には、暑い夏を乗り切るための栄養素、ビタミン類やカリウム、β-カロテンが多く含まれています。ビタミン類は疲労回復や免疫力を高め、夏バテ予防や改善に効果があるとされ、β-カロテンは粘膜や皮膚を丈夫にする働きがあると言われています。

また個性の強い野菜、苦みが特徴のゴーヤ、ネバネバが独特のオクラが旬を迎えます。今はハウス栽培でほぼ1年中出回っていますが、やはりこの時季のものはその個性が一層強くなり、美味しさも増してきます」(吉田さん)

梅、サクランボが大不作

これからの果物はどうでしょうか。

「今年は、梅とサクランボが不作と言われています。

梅は、去年の秋に雨が異常に少なく、さらに暖冬で例年より早く開花したのに、その時に雨が続いて受粉がうまくいかなかったためと言われています。南高梅(なんこうばい)の一大産地、和歌山県のみなべ町では過去10年で最少だそうです。

またサクランボも不振です。夏はサクランボにとって花芽が分化する時期にあたりますが、昨年夏の猛暑の影響を受けて、今年は双子などの異常果が増えているそうです。

桃やメロンなどは今のところ平年並みに推移しているとのことなので、これからが楽しみです」(吉田さん)

これから暑さがこたえる時季に入ります。夏向きの栄養が豊富な夏野菜や果物をたっぷり食べて、暑さに負けないよう体調を整えましょう。


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