活発な雨雲は四国に移り激しい雨 近畿南部も強まる雨に注意

ウェザーニュース

九州に雨を降らせていた活発な雨雲は、梅雨入りが発表された四国に段々と移ってきました。雨雲の動きが遅いため激しい雨が数時間にわたって続くおそれがあるため注意が必要です。

3時間で100mmを超える雨量を観測

湿った空気が流れ込んでいる四国の南西沖で低気圧が発生し、その北東側で雨雲が発達しています。

特に高知県西部で雨が強まっていて、11時00分までの1時間には高知県土佐清水市で38.0mmの激しい雨、黒潮町・佐賀で16.5mmのやや強い雨を観測しました。土佐清水では3時間の雨量が119.5mmに達しています。高知県では昼過ぎにかけて激しい雨が続くとみられ、さらに雨量は増加する見込みです。

短時間の強雨による道路冠水に加え、中小河川の増水や土砂災害などのおそれがありますので注意をしてください。

夜にかけて近畿南部で強雨、関東でも夜は雨に

午後は四国に替わって近畿南部が強い雨の中心になっていきます。今夜にかけて断続的に雨が強まるため注意が必要です。

雨の範囲も東に大きく広がって、関西エリアや東海でも本降りの雨の所が多くなります。夜になると関東の南部でも沿岸部から雨が降り出し、深夜にかけて雨の所が増えてきますので、帰りが遅くなる場合は雨具をご用意ください。