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四国地方が梅雨入り 平年より4日遅く 気象台発表

ウェザーニュース / 2024年6月9日 11時0分

ウェザーニュース

今日6月9日(日)、高松地方気象台は「四国地方が梅雨入りしたとみられる」と発表しました。平年より4日遅く、昨年より11日遅い梅雨入りです。

四国ではこの先晴れる日もありますが、こんどの週末にかけて次第に梅雨前線の影響を受ける日が出てくる予想です。

低気圧や前線の接近で雨

今日の四国地方は低気圧や前線の影響で雨が降っていて、降り方の強まっているところがあります。気象庁は、この先1週間程度の天気予報を考慮して、梅雨入りの発表を判断しました。

▼気象庁の発表
四国地方の梅雨入り
 平年より4日遅く、昨年より11日遅い

・梅雨入りには平均的に5日間程度の「移り変わり」の期間があります。
・春から夏にかけての実際の天候経過を考慮した検討の結果、期日が見直しされる場合があります。

この先、晴れる日もある予想

気象庁は梅雨入りを発表しましたが、この先一週間もまだ晴れる日がある予想です。明日10日(月)には天気が回復し、その後も晴れたり曇ったりとなりそうです。13日(木)以降になると、次第に前線や湿った空気の影響で曇りや雨の日がでてくる見通しです。

その後は次第に梅雨前線の影響を受ける日が増え、7月上旬にかけては前線の活動が活発化することも想定されます。本格的な雨の季節への対策を早めに進めるようにしてください。

本州は次の週末以降か 各地の梅雨入り予想は

関東〜九州北部では平年の梅雨入り日を過ぎていますが、今週は梅雨前線が南西諸島〜日本の南に停滞する日が多い予想で、なかなか本州方面には北上してこない見込みです。

今後、太平洋高気圧の勢力が拡大してくると前線が北上し、本州付近も梅雨入りとなることになります。この先5日間程度はその可能性が低いままで、梅雨入りは平年よりも遅くなるところが多そうです。

各地の梅雨明けは

平年であれば沖縄や奄美では6月後半に、九州〜東北では7月中旬〜下旬に梅雨明けの時期を迎えます。

ウェザーニュースによる今年の梅雨の見通しでは、梅雨明けは全国的に概ね平年並と予想しています。7月後半になると太平洋高気圧が北への張り出しを強め、梅雨前線の停滞する位置は北上し、不明瞭になると予想しています。


梅雨入り・梅雨明けの発表は速報値 秋に見直されることも

梅雨は大雨による災害が発生しやすい時期であり社会的関心が高いことから、気象庁では現在までの天候経過と1週間先までの見通しをもとに、速報的に「梅雨入り」「梅雨明け」の発表を行っています。

あくまで予報を用いた速報であるため、平年値等の統計に用いられる確定値は、実際の天候経過を考慮して秋になってから更新されることがあります。

2022年には梅雨入り・梅雨明けの期日が秋になってから大幅に見直され、20日間以上もの大修正となった地域もありました。


梅雨入り・梅雨明けの発表で用いられる地域区分
沖縄地方 沖縄県
奄美地方 鹿児島県(奄美市、大島郡、十島村)
九州南部 宮崎県、鹿児島県(薩摩地方、大隅地方、種子島・屋久島地方)
九州北部地方 山口県、福岡県、大分県、佐賀県、長崎県、熊本県
四国地方 香川県、愛媛県、徳島県、高知県
中国地方 鳥取県、島根県、岡山県、広島県
近畿地方 京都府、大阪府、兵庫県、奈良県、滋賀県、和歌山県
東海地方 静岡県、岐阜県、三重県、愛知県
関東甲信地方 東京都、栃木県、群馬県、埼玉県、茨城県、千葉県、神奈川県、長野県、山梨県
北陸地方 新潟県、富山県、石川県、福井県
東北南部 山形県、宮城県、福島県
東北北部 青森県、秋田県、岩手県

※北海道は梅雨前線の影響が明瞭にならないため、気象庁の発表対象外です。

写真:ウェザーリポート(ウェザーニュースアプリからの投稿)

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