寒気を伴った気圧の谷が接近 大気不安定になり急な雷雨のおそれ
ウェザーニュース / 2024年6月16日 8時0分
本州南岸に北上してきた梅雨前線の影響は次第に解消し、関東や東海の雨もだんだんとやんできました。
一方、大陸からは上空に寒気を伴った気圧の谷が接近中で、対応する低気圧が日本海を北東に進んでいます。今日は北日本で雨が降るほか、東日本や西日本も大気の状態が不安定となって雨雲が発生・発達する可能性があり、ゲリラ雷雨のような天気の急変に注意が必要です。
北日本の日本海側は本降りの雨に
日本海を進む低気圧は北海道の北へ進み、そこからのびるシアーラインと呼ばれる前線のようなラインが今夜にかけて北日本を通過します。北海道では午前中から、午後には東北地方の日本海側や北陸にも雨雲がかかり、本降りの雨となる所が多くなる予想です。
低気圧に向かって地上付近では暖かく湿った空気が流れ込んでいて、寒気が接近中の上空との気温差が大きくなり、大気の状態が不安定になります。特にシアーラインの近傍では積乱雲が発達しやすく、落雷や突風・降ひょうなどを伴うおそれがあり、注意が必要です。
東日本や西日本もゲリラ雷雨に注意
時間帯ごとの予想はウェザーニュースアプリのレーダータブ「ゲリラ雷雨リスク」モードからご覧頂けます
東日本や西日本では昼間は晴れるところが多く、地上の昇温の影響も加わって大気の状態が不安定となるため、シアーラインが不明瞭でも小さな雨雲が多数発生する可能性があります。
小さくても雨雲ひとつひとつが活発で、ゲリラ雷雨のような降り方になって落雷等を伴う可能性もあります。天気の急変にご注意ください。
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