週末までに各地で梅雨入りへ 日曜日は広範囲で大雨のおそれ

ウェザーニュース

梅雨前線は週末にかけてゆっくりと北上し、本州付近に停滞するようになります。

週末までには各地で梅雨入りが発表される見通しで、早くも23日(日)は大雨になるおそれがあります。

23日(日)には東北まで梅雨入りへ

梅雨前線は、明日21日(金)から明後日22日(土)にかけて西日本付近に停滞する予想となっています。23日(日)には低気圧が日本海に進んで、前線が北上する見通しです。

近畿や中国では21日(金)から22日(土)にかけて雨が降りやすくなり、このタイミングで梅雨入りするとみられます。

関東甲信や北陸から東北は天気の崩れが少し遅いため、梅雨入りは23日(日)になる可能性があります。

関東甲信で梅雨入りが最も遅かったのは2007年などの6月22日で、これに並ぶか更新する見通しです。なお、実際の天候経過を考慮して検討した結果、夏の終わりの時点で梅雨入り日が見直される場合があります。

梅雨入りが遅れている要因は？

今年は偏西風が南に蛇行している影響で太平洋高気圧が北に勢力を広げられず、梅雨入りが遅くなっています。

しかし、梅雨入り後の降水量は多くなる可能性があり、大雨による災害発生に注意が必要です。

梅雨入り早々に大雨のおそれ

この週末は梅雨前線上の低気圧が日本付近を通過します。前線は日本海まで北上し、南から暖かく湿った空気が流れ込む予想です。

23日(日)は西日本や東日本の広い範囲で激しい雨の降るおそれがあります。梅雨入りしてすぐに大雨になる可能性があるため、最新の情報に随時ご注意ください。