二十四節気「夏至」 宇宙から見た地球「冬至」との明るさの違い
ウェザーニュース / 2024年6月21日 13時30分
今日6月21日(金)は二十四節気「夏至」。身近に感じることができる二十四節気のうちの一つで、昼間の長さが一年で最も長く、夜が最も短い日とされています。
天気予報の中でもよく解説に使われている気象衛星画像からも「夏至」の特徴を見ることができます。ここでは、わかりやすく夏至と反対側の季節にあたる「冬至」(2023年12月22日)と見比べてみます。
そもそも「夏至」とは
そもそも夏至はどんな日なのかを考えてみると、身近なところでは、
・昼間の長さが一年で最も長い日
・正午の影が一年で最も短くなる日
などが思いあたるかと思います。
ちょっと難しい言葉を使うと、
・太陽の南中高度(一日の中で太陽が一番高くなるときの高さ)が一年で最も高い日
とも言われます。
「夏至」と「冬至」の衛星画像比較
冒頭にある地球全体の衛星画像を見比べてみると、雲の様子は別の日なので違いがあるのですが、あまり変わらないように見えるかもしれません。
注目してほしいのは、「北極や南極の周辺」です。
衛星可視画像 北極付近の比較
北極付近を拡大した写真みると、夏至の頃は北極までハッキリと丸い輪郭が見える(太陽の光が当たっている)のに対して、冬至の頃は北極に近づくほど暗くなっていて、北極のあたりは真っ暗になっていることがわかります。
これは、地球が少し傾いた状態で太陽の周りをまわっている(公転している)ためです。
夏と冬で太陽光の当たり方が違う
模式図 夏至と冬至の時の太陽と地球の関係
<北半球が夏至の時(上図の左側)>
北半球側が広く太陽に照らされて、北極では一日中太陽が見えている「白夜」、南極では一日中太陽が昇ってこない「極夜」となります。
<北半球が冬至の時(上図の右側)>
南半球側が広く太陽に照らされて、北極では一日中太陽が昇ってこない「極夜」、南極では一日中太陽が見えている「白夜」となります。
そのため、北半球が冬至の時は太陽の光が北極周辺には届かず、衛星画像で見ると北極付近が真っ暗になっていたのです。衛星画像で見ると、夏至と冬至の地球規模での違いを見ることができました。昼間の長さを感じつつ、普段はあまり見かけない気象衛星画像を見てみるのはどうでしょうか。雲の動きを見てみると、新たな発見があるかもしれませんね。
参考資料など
気象衛星可視画像:NICT-情報通信研究機構
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