週間天気 週後半は西日本で大雨のおそれ 週末以降は気温上昇

ウェザーニュース

■この先1週間のポイント■

・明日、明後日は西日本で大雨のおそれ
・来週にかけて曇りや雨が多い
・週末以降は気温上昇　蒸し暑さが増す

梅雨前線は南北に位置を変えながら本州付近に停滞します。暖かく湿った空気の流れ込みや低気圧の影響で、週後半と週末以降は強い雨や大雨の可能性があります。

明日、明後日は西日本で大雨のおそれ

27日(木)9時の予想

明日27日(木)になると梅雨前線が九州北部まで北上し、前線上には次第に低気圧が発生する予想となっています。東シナ海から前線に向かって暖かく湿った空気が強く流れ込み、雨雲が発達しやすくなります。

九州の東シナ海側を中心に、局地的には1時間に50mmを超えるような非常に激しい雨が降る見込みです。発達した雨雲は四国や中国にも拡大していきます。道路冠水や低い土地の浸水、河川の増水、土砂災害などに警戒が必要です。

明後日28日(金)は活発な雨雲が東に拡大します。東日本の広い範囲で本降りの雨になります。また、太平洋沿岸では風も強まって、荒れた天気となる可能性があります。
関東は他の地域に比べると雨の降り方はそれほど強まらない見込みです。

来週にかけて曇りや雨が多い

週間予想天気図

週末は前線上の低気圧が東の海上へ進みます。スッキリした晴天とはなりにくいもののいったん広範囲での雨は落ち着く見込みです。30日(日)は関東で日差しの届く可能性があり、お出かけにも問題ありません。

来週になると低気圧が日本海を東へ進む予想で、梅雨前線はやや北上するとみられます。そのため、西日本日本海側や北陸、北日本で雨が降りやすく、雷を伴って強まる可能性もあります。

まだ、低気圧の進路や発達具合、梅雨前線の位置については予想に幅があるため、最新の予報をこまめに確認するようにしてください。

西日本や東日本の太平洋側も湿った空気の影響を受けて、曇りや雨の日が多くなる見込みです。洗濯物はこまめに片付け、シーツなどの大物はコインランドリーなどを活用すると良さそうです。湿度が高い日が続き、カビや食中毒も心配になります。食品の管理にもお気をつけください。

週末以降は気温上昇　蒸し暑さが増す

曇りや雨の日はそれほど気温は上がらないものの、湿度は高くムシッとします。さらに梅雨の晴れ間で日が差すと、いっそう不快な蒸し暑さとなりそうです。

特に今週末は北日本を含む広い範囲で30℃以上の真夏日となるところが多くなる見込みで、来週は上空に暖かな空気が流れ込むため、東日本や西日本では気温が高くなる予想です。35℃以上の猛暑日になるところもあるかもしれません。

湿度が高いと体は表面の水分を蒸発できず熱がこもってしまい、熱中症リスクが高まります。水分・塩分補給など意識的に行うとともに、扇風機やエアコンを適切に使用するようにしてください。