明日から明後日は九州で大雨に警戒 金曜日は広い範囲で雨が強まる
ウェザーニュース / 2024年6月26日 18時30分
明日27日(木)から明後日28日(金)は梅雨前線の活動が活発になり、九州を中心に大雨のおそれがあります。災害の発生に警戒が必要です。
28日(金)は活発な雨雲が東に広がり、西日本や東日本の広い範囲で雨が強まる可能性があります。
前線に向かって流れ込む暖湿気が強まる
今日26日(水)は梅雨前線が九州南部付近に停滞しています。鹿児島県では局地的に雨が強まり、1時間に20mmを超える土砂降りの雨になった所がありました。
前線は北上傾向で、明日は九州北部から四国・中国をゆっくりと北上する予想です。前線上には低気圧が発生して、九州北部沿岸に接近するとみられます。前線に向かって流れ込む暖かく湿った空気の勢いが増して、周辺では雨雲が発達する見込みです。
九州は東シナ海側や北部を中心に活発な雨雲がかかり、局地的には1時間に50mmを超える非常に激しい雨が降るおそれがあります。線状降水帯が形成された場合は、同じような場所で数時間にわたり激しい雨が続き、災害発生の危険性も高まります。
道路冠水や低い土地の浸水、河川の増水、土砂災害などに警戒が必要です。特に鹿児島県では、これまでの雨で土の中の水分量が多くなっています。少しの雨でも土砂崩れのおそれがありますので、引き続き急斜面など危険な場所には近づかないようにしてください。
28日(金)は活発な雨雲が東に拡大
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28日(金)になると前線上の低気圧が日本海を進み、東日本でも前線が北上して暖かく湿った空気が流れ込みやすくなります。西日本や東日本は広い範囲で本降りの雨になり、一時的な激しい雷雨に注意が必要です。
明日27日(木)朝から29日(土)朝までの48時間で予想される総降水量は、九州の東シナ海側や北部で最も多く、200mmを超える所もあるとみています。南西からの湿った空気が流れ込みやすい中国西部や和歌山県南部、東海の山沿いも雨量がまとまる予想です。
沿岸部では風も強まります。荒れた天気となる可能性がありますので、こまめに最新の気象情報を確認し、移動などをする場合は雨や風のピークタイミングを避けてください。
関東も雨の降ることはありますが、南西の風が強まるため、他の地域に比べると雨の降り方はそれほど強まらないとみています。
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