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北陸〜信越で虹色の濃いハロが出現 天気の下り坂を示唆

ウェザーニュース / 2024年6月27日 13時30分

ウェザーニュース

今日6月27日(木)昼、上空の薄い雲がひろがってきた北陸や信越では、太陽の周りに虹色の環「ハロ」が見られている所があります。

ハロやアークなどの大気光学現象が見られたあとは天気が崩れることがあり、今回のハロも天気の下り坂を示唆するものとなりそうです。

上空の薄雲が虹色を映し出す

北陸や信越では晴れている所が多いものの、上空の高い所には薄雲がかかってきました。この薄雲は氷の粒で構成されています。

六角柱状の氷の粒が太陽の光を屈折させることで、特定の角度の円周上に光が強く見える部分ができ、これがハロ(暈 かさ)と呼ばれます。

この六角柱状の氷晶が横に寝た状態に揃っていると、タンジェントアークや外接ハロと呼ばれる、虹色に分かれた光りの帯に見えるようになります。今回はこのタンジェントアークがハロに重なっていることで、クッキリとした虹色に見えていると考えられます。

タンジェントアーク太陽高度によって見た目の形状が変わり、高度が低いうちはタンジェントアーク、太陽が高くなると外接ハロになり、より高いとハロとほぼ同じ円形に見えます。タンジェントアークはハロの上下に接する弧状に見える現象、外接ハロは上下のタンジェントアークがつながった楕円形に見える現象です。

ハロやアークが見えると天気が下り坂になることも

観天望気のひとつに、「ハロが見えると天気が下り坂」というものがあります。低気圧・温暖前線が接近してくる際には、まず雲域の端の部分でハロやアークなどの光学現象が見られ、その後次第に雲が厚くなって雨が降りだすためです。

今日見えているハロやアークはこのパターンには当てはまり、温暖前線の性質を帯びた梅雨前線が接近してくる過程で通過する薄雲によるものとみられます。

ハロやアークが見られたあとに空が白っぽさを増して、雲が増えてくるかどうか確かめてみてください。

写真:ウェザーリポート(ウェザーニュースアプリからの投稿)

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