九州は断続的な強雨 海上で雨雲が発達し油断できない状況続く
ウェザーニュース / 2024年6月28日 9時30分
九州は今日28日(金)も断続的に強雨が予想されます。一旦、雨が小康状態になった地域も、西の海上で雨雲が発達しているため油断ができません。引き続き大雨災害への警戒が必要です。
熊本県から大分県で雨雲が発達
昨夜は九州南部を中心に活発な雨雲が次々に通過し、鹿児島県では24時間雨量が200mmを超えた所があります。
鹿児島県枕崎市では最近10日間だけで平年の6月の雨量を大きく上回る約700mmの雨が降るなど、土砂災害の危険性が高まっている状況です。9時00分の時点で鹿児島県の一部の地域には土砂災害警戒情報が発表されています。
九州南部の雨は小康状態になっている一方で、熊本県から大分県にかけて活発な雨雲が広がり、熊本市内で1時間30mm以上の激しい雨、阿蘇地方では県の雨量計で1時間80mm超の猛烈な雨を観測しました。
九州の西に発達した雲が控える
![](https://smtgvs.cdn.weathernews.jp/s/topics/img/202406/202406280095_box_img2_A.png?1719534382)
雨が落ち着いている地域も、まだ油断はできません。梅雨前線の南側に流れ込む湿った空気の影響で雨雲の発達しやすい状況は続いていて、衛星画像では東シナ海に発達した雲が確認できます。
この雲が午後にかけて九州に近づいて、再び雨が強まる見通しです。局地的には1時間に50mmを超えるような非常に激しい雨の降るおそれがあります。これまでに降った雨ですでに地盤が緩んでいる所があるため、引き続き急な斜面など危険な所に近づかないようにしてください。
出典・参考
気象衛星画像:NICT 情報通信研究機構
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