ドイツで局地的に激しい雷雨 低気圧が発達しながら北東進

ウェザーニュース

低気圧が発達しながらヨーロッパを北東に進んでいます。特にドイツでは発達した雨雲が通過し、局地的に雷雨となるため気象当局は警戒を呼びかけています。

1時間に40mm以上の激しい雨も

現地時間の29日(土)の夕方から夜に、発達中の低気圧がドイツ付近を通過中です。低気圧は後ろ側に強い寒気を伴っているため、周辺では大気の状態が不安定になり、雨雲が発達しています。

活発な雨雲が通過するタイミングでは雷雨となって、ドイツで開催中のサッカー欧州選手権の試合も一時、中断されるほどでした。


30日(日)の午前中は低気圧の動きに伴って、ドイツ西部から東部へと雷雨の中心が移っていく見込みです。局地的には1時間に40mmの激しい雨が降り、瞬間的には風速20m/sを超えるような突風や、雹などのおそれがあります。

ドイツの気象当局は一部の地域に上から2番目にあたるレベル3の警報を発表して、警戒を呼びかけています。