午後は北日本で強雨に警戒 日本海側は20m/s前後の突風も
ウェザーニュース / 2024年6月30日 11時0分
今日30日(日)は低気圧が日本海を進んでいて、雨の範囲は次第に東へ広がっています。北日本から西日本にかけて日本海側を中心に激しい雨や突風のおそれがあるため警戒が必要です。
西日本でも今夜は非常に激しい雨のおそれ
日本海を進む低気圧や温暖前線の周辺で雨雲がまとまっていて、雨の範囲は北陸や東海など東日本に移ってきました。発達した雨雲は大部分が海上を進んでいるものの、1時間に10mm前後のやや強い雨の降っている所があります。
午後は東北や北海道の日本海側から雨が降り出し、夕方以降は海上に広がる活発な雨雲がかかって激しい雨が降る見込みです。今は雨が降っていない地域でも、急速に天気が悪化しますので、早めの警戒が必要です。
西日本は低気圧や前線に向かって暖かな空気が流れ込んでいるため大気の状態が不安定になっています。梅雨前線が南下する今夜は特に雨雲が発達しやすく、異なる方向の風がぶつかるシアーラインの形成などによって1時間に50mmを超えるような非常に激しい雨の降るおそれがあります。
広い範囲で南寄りの風が強まる
![](https://smtgvs.cdn.weathernews.jp/s/topics/img/202406/202406300095_box_img2_A.png?1719712342)
日本海の低気圧が発達していて、日本海側を中心に風も強まってきています。11時00分までの最大瞬間風速は長崎県対馬市・鰐浦で26.6m/s、佐世保市で19.8m/s、石川県輪島市で19.3m/sを観測しました。長崎県対馬には暴風警報が発表中です。
低気圧の北東進に伴って風の強いエリアは拡大し、西日本から北日本の沿岸部では強い風が吹き荒れます。また、太平洋側でも南寄りの風が吹き抜けやすい紀伊水道や東京湾などの沿岸で強風となる見込みです。
強い雨に強い風が加わることで大荒れとなるおそれがありますので、交通機関の乱れに注意し、飛来物などに警戒をしてください。
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