広範囲で断続的に激しい雨 道路冠水や河川氾濫に警戒を
ウェザーニュース / 2024年7月1日 8時20分
北海道付近にある低気圧からのびる前線にに向かって、南から暖かく湿った空気が流れ込んで、大気の状態が非常に不安定になっています。
日本海側の各地や近畿、東海には活発な雨雲が広がり、特に北陸や九州北部では非常に激しい雨が降っています。道路冠水や河川増水・氾濫に警戒が必要です。
道路冠水が発生しているところも
今日7月1日(月)は広範囲で本降りの雨のところが多く、ところどころに発達した雨雲が見られます。九州や北陸、紀伊半島には活発な雨雲があり、1時間に30mmを超える激しい雨が降っています。
8時までの1時間には福岡県北九州市八幡西区で43.5mm、和歌山県かつらぎ町で41.0mmの激しい雨を観測、福井県武生市でも21.0mmの強い雨を観測しました。
九州や中国地方では道路冠水の発生しているところがあります。また、この雨により河川の水位も上昇していて、山口県内では河川氾濫の危険があるとして、警戒レベル4相当の氾濫危険情報がいくつかの河川を対象に発表されている状況です。
北陸から近畿、中国、九州にかけての広い範囲で大雨警報や洪水警報警報も発表されていて、一部の地域には避難指示が発令中です。
太平洋沿岸では風も強まる
今日はこのあと梅雨前線がゆっくりと南下する見込みで、その南側では西から暖かく湿った空気が断続的に供給されるため雨雲が発達しやすくなります。
九州では断続的に活発な雨雲が流れ込むことが予想され、中国地方や北陸でも激しい雨の降るおそれがあります。道路冠水や低い土地の浸水、河川の増水や氾濫などに警戒が必要です。東海地方にも発達した雨雲が流れ込み、一時的に雨の強まるおそれがあります。
梅雨前線の動きが遅いため、午後にかけても関東を含む広い範囲で雨が続き、総雨量が多くなった場合は土砂災害の発生にも警戒が必要です。
また、関東や東海など太平洋の沿岸部では昼ころにかけて風も強く、横殴りの雨になるところがあります。大きい傘に加えてレインコートなどがあるとよさそうです。
写真:ウェザーリポート(ウェザーニュースアプリからの投稿)
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