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九州で50mm/h超の非常に激しい雨 西日本、東日本の広範囲に活発な雨雲

ウェザーニュース / 2024年7月1日 11時15分

ウェザーニュース

今日7月1日(月)は梅雨前線の活動が活発で、西日本、東日本の広い範囲で雨雲が発達しています。特に九州では非常に激しい雨の降っている所があり、土砂災害の発生に警戒が必要です。

九州付近に活発な雨雲の帯

梅雨前線は本州の日本海側に伸びていて、そこに向かって暖かく湿った空気が次々に流れ込み、雨雲の発達しやすくなっています。

特に九州付近では西風と南西風が合流する形になって活発な雨雲の帯が形成され、雨が強まっている状況です。また、北陸から東海でも雨雲が発達していて、局地的に強い雨が降っています。


11時00分までの1時間には大分県日田市で65.0mm、福岡県八女市・黒木で59.5mm、佐賀県嬉野市で52.0mmの非常に激しい雨を観測しました。

11時00分の時点で九州北部と中国を中心に広い範囲に土砂災害警戒情報が発表中で、一部の自治体には避難指示が発令されています。

九州は今夜まで強い雨が降りやすい

梅雨前線は今夜にかけてもほとんど位置を変えず、その南側で雨雲の発達しやすい状況は続きます。上空の気圧の谷が抜けていくため、強い雨の範囲は縮小するものの、九州や東海など局地的に雨が強まる見込みです。

多い所ではこれまでの雨に加え、さらに100〜150mmの雨量が予想されます。道路冠水や低い土地の浸水、河川の増水や氾濫、土砂災害などの危険性が高まりますので、厳重な警戒が必要です。

北日本、東日本は強い風にも警戒を

北海道付近で低気圧が発達しているため、北日本を中心に風も強まっています。11時00分までの最大瞬間風速は、青森県八戸市で24.8m/s、北海道室蘭市で22.8m/sを観測しました。

今日の夕方までは北日本の広い範囲や関東の太平洋沿岸などで風の強い状況が続く見込みです。青森県には暴風警報が発表されています。交通機関への影響や飛来物などに警戒をしてください。

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