カリブ海のハリケーン「ベリル」 最も強いカテゴリー5に発達
ウェザーニュース / 2024年7月2日 13時0分
今年初めて大西洋で発生したハリケーンBeryl(ベリル)は、カリブ海でさらに発達して、最も強いランクの「カテゴリー5」になりました。カテゴリー5に発達する時期としては最早記録とのことです。
進路に近いジャマイカにはハリケーン警報が出ました。暴風雨に警戒が必要です。
最大風速70m/s、瞬間的には90m/sの暴風か
日本時間の6月28日(金)に発生した熱帯低気圧は急速に発達して、ハリケーンBerylとなりました。大西洋・メキシコ湾エリアでハリケーンが発生するのは今年初めてです。
アメリカのハリケーンセンターの解析では、日本時間の7月2日(月)12時の時点でハリケーンの中心気圧は938hPa、中心付近の最大風速は約70m/s(*)で、5段階のうち最も強いカテゴリー5の勢力となっています。日本近海の台風では「猛烈な」勢力に相当する強さです。海上では最大瞬間風速が90m/s程度に達している可能性があります。
北大西洋域でハリケーンがカテゴリー5に発達した時期としては、2005年のEMILYがもっていた史上最も早い記録を更新しています。
ハリケーンは発達のピークを迎えているとみられます。今後も西北西に進み、3日(水)にかけてドミニカの南の海上を通過し、4日(木)にはジャマイカ付近に達する見通しです。今よりも勢力を落とす予想ですが、進路に近いジャマイカにはハリケーン警報が出ました。暴風だけでなく、大雨や高潮などのおそれがあるため厳重な警戒が必要です。
参考
*米国では最大風速の表現に、世界標準の10分間平均風速ではなく1分間平均風速を用いているため、日本での表記よりも数字が大きく表現されることがあります。
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