愛知や福岡など今年初の熱中症警戒アラート 今年最多の発表 今日3日(水)対象

ウェザーニュース

環境省と気象庁は、今日3日(水)を対象とした熱中症警戒アラートを、今年初めての発表となる愛知県や福岡県などを含む、16都県19の地域に対して発表しました。

対象地域では特に熱中症のリスクが高くなるため、こまめな水分補給を心がけるとともに、屋外での長時間の行動を避けて室内でエアコンを使用するなど、熱中症予防を万全に行ってください。

発表地域数は今年最多に

▼熱中症警戒アラートの発表状況（計19地域）
　福岡管区気象台（★）
　熊本地方気象台（★）
　長崎地方気象台（★）
　徳島地方気象台（★）
　名古屋地方気象台（★）
　和歌山地方気象台（★）
　松江地方気象台（★）
　大分地方気象台（★）
　鳥取地方気象台（★）
　津地方気象台（★）
　甲府地方気象台（★）
　佐賀地方気象台（★）
　宮崎地方気象台
　気象庁本庁()
　南大東島地方気象台
　鹿児島地方気象台
　沖縄気象台
　名瀬測候所
　石垣島地方気象台

（★）は今年初の発表

熱中症警戒アラートの対象地域では暑さ指数（WBGT）が高くなり、熱中症のリスクが上昇するところがあるので、エアコンをつけたり、こまめな水分補給・塩分補給を行うなどの対策をしっかりと行ってください。十分な睡眠と栄養補給も熱中症予防の基本です。

熱中症警戒アラートとは

熱中症警戒アラートは、予想される暑さ指数（WBGT）に応じて発表される情報で、以前発表されていた高温注意情報を置き換えたものです。2021年から全国で本運用が始まりました。

環境省と気象庁は、暑さ指数が「危険」ランクの中でもさらに重要度の高い暑さ（WBGT：33以上）が予想される場合に「熱中症警戒アラート」を発表することを決めています。

暑さ指数（WBGT）とは

暑さ指数（WBGT）は国際的に用いられる指標で、人体の熱収支に与える影響の大きい湿度、日射・輻射など周辺の熱環境、気温の3つの要素から計算されています。

熱中症患者発生率との相関が気温よりも良好で、暑さ指数が「厳重警戒」ランク以上だと熱中症患者が著しく増加することがわかっています。また、暑さ指数が「危険」ランクの場合は運動は原則中止すべきとされています。