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夏場に気になる、ひじ・ひざの黒ずみ、悪化するNG習慣は?

ウェザーニュース / 2024年7月17日 5時10分

ウェザーニュース

いよいよ夏本番という暑さになってきましたが、薄着で気になるのがひじやひざの黒ずみです。

ウェザーニュースで「 ひじ・ひざの黒ずみは気になりますか?」というアンケート調査を実施しました。

男女別で「気になる」と回答した割合を見ると、男性は36%だったのに対し、女性は男性の2倍近い64%にも上りました。

「皮膚の黒ずみの正体は主にメラニンの色素沈着です」と、野村皮膚科医院(横浜市神奈川区)院長の野村有子先生は説明します。

過剰にメラニンができてしまう原因には、日常的に何気なく行っている習慣が関わっているといいます。何がNGなのでしょうか。

薄着の季節に気になる黒ずみ

この季節に外出先でふと鏡や窓ガラスに映った姿を見て、ひじやひざの黒ずみに驚くことがあります。

「皮膚の黒ずみは、摩擦などの刺激によりメラニンが過剰に作られ、色素沈着を起こしているのが主な原因です。

メラニンはメラノサイトという細胞で作られる黒い色素です。皮膚や髪などに存在して、紫外線によるダメージから体を守る働きがあります。

ひじやひざなどの皮膚が摩擦などの刺激を受けると、皮膚内部で微細な炎症が起きます。炎症の刺激でメラノサイトが活発になり、メラニンが過剰に作られてしまいます。これが色素沈着へとつながるのです。

また、炎症への反応で皮膚の角質層が厚みを増し、やがて分厚い黒ずんだ皮膚になってしまうのです」(野村先生)

黒ずみを招くNG習慣とは

皮膚の黒ずみの原因となる刺激は、毎日のちょっとした動作や習慣にあります。

▼NG(1)ひじ、ひざをつく
→デスクワークをしているとき、頬杖や椅子のアームにひじをついていないでしょうか。ひざ立ちや、掃除のときにひざをつく癖がある人も多いです。

「無意識にしてしまう動作ですが、繰り返すうちに黒ずみの原因となります」(野村先生)

▼NG(2)肌の乾燥
お手入れ不足で皮膚が乾燥するのもよくありません。ひじ、ひざは皮脂腺が少なく、乾燥しやすい部位です。

「皮膚は潤いが不足すると、キメが粗くなってバリア機能が低下し、刺激に弱くなります。また、皮膚のターンオーバーがうまくいかずに古い角質がたまり、黒ずんだ分厚い皮膚となります」(野村先生)

▼NG(3)ゴシゴシ洗い
黒ずみを落としたいからと、強く擦(こす)ってはいないでしょうか。刺激になり、かえって黒ずみを招いてしまいます。

「特にナイロンタオルでゴシゴシ擦ることが習慣になっていると、『摩擦黒皮症』といって皮膚が黒ずんでしまいます。ひじ、ひざだけでなく背中や鎖骨の上などでも、黒ずみは生じます」(野村先生)

▼NG(4)衣類の擦れ
きつめの衣類、下着、ナイロンストッキング等などで擦れるのもよくありません。

「ナイロンの肌着や衣類だけでなく、ナイロン製のタグや縫い代のナイロン糸が皮膚にあたることも、黒ずみの原因となることがあります」(野村先生)

解消には生活習慣の見直しから

皮膚の黒ずみが気になったら、NG習慣をしていないか自分の生活習慣を見直してみましょう。

「黒ずみ対策には、まず原因となる刺激を減らすことです。一度黒ずみになってしまうと、短期間で消すのは難しいです。しかし、皮膚は日々再生しているもの。できてしまったメラニンは皮膚の代謝とともに排出され、黒ずみも少しずつ消えていきます。

新陳代謝をよくするためにも保湿や紫外線対策などのケアを怠らず、食事の栄養バランスや十分な睡眠など、基本的な生活習慣にも気をつけましょう」(野村先生)

間違ったケアや悪い習慣は改め、すべすべの健やかなひじ、ひざを守りましょう。

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