隠れた梅雨前線の周辺で雨雲発達 午後は関東も雷雨に注意

ウェザーニュース

梅雨前線は活動を弱めているものの、その位相が伸びている東日本は大気の状態が不安定です。北陸では局地的に雨が強まっていて、午後は関東でも雷雨の可能性があります。

福井市で20mm/h超の強い雨を観測

日本海から本州付近に梅雨前線の位相が伸びていて、その周辺で大気の状態が不安定になっています。昼近くなって北陸付近で雨雲が発達し、11時20分までの1時間には福井県福井市で27.5mmの強い雨を観測しました。


この後は上空の気圧の谷の東進に伴い、雨雲の発達しやすい領域も東に移ってくる見込みです。昼過ぎは東海北部や甲信地方で雨雲が発達しやすく、夕方にかけては関東でも広い範囲で雨が予想されます。

活発な雨雲が通過するタイミングでは1時間に30mmを超えるような激しい雨が降ったり、雷や雹(ひょう)、突風などを伴う可能性があります。関東など東日本の方は外出の際に雨具を用意し、雨や雷が激しくなったら建物の中に避難するようにしてください。