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この雲なんだ?山梨県の上空に「レンズ雲」が出現

ウェザーニュース / 2024年7月7日 11時30分

ウェザーニュース

今日7日(日)は山梨県の上空に雲が幾重にも重なったような不思議な雲が現れています。

これは「吊るし雲」や「レンズ雲」と呼ばれる雲です。上空の風が強いときに現れ、見た目にはその場に留まって浮かんでいるように見えるのが特徴です。

吊るし雲・レンズ雲とは

メカニズム

吊るし雲は、高い山の風下に現れます。上空の風に乗って流れる普通の雲と違い、一度出現すると場所がほとんど動かず、「吊されて」いるように見えるので「つるし(吊るし)雲」と呼ばれています。

吊るし雲はレンズ雲と呼ばれる種類の雲の一種で、
 ・上空の風が強い
 ・湿った空気が存在する
という気象状況の時に発生
しやすくなります。

上空の強い風が高い山を越えたり回り込んだりするときに風下側で空気の波が起こり、風が上昇している部分で雲ができるのです。

時間が経過しても空気の波の形状は急には変化せず、風が上昇する場所で雲が出来て、風が下降する場所では雲が消えていくという現象を絶え間なく繰り返すことによって、同じ場所で雲が止まって見えるのです。

南アルプスに風がぶつかって出現

河口湖のウィンドプロファイラーでは上空3,000m付近で約15m/s前後の西北西の風を観測しており、この風が赤石山脈(通称南アルプス)の山々にぶつかって「レンズ雲」が発生したと考えられます。

青空にぽっかりと浮かぶUFOのようにも見える不思議な雲ですね。

天気下り坂のサインと言われることもありますが、今回は天気の崩れを示唆するものではありません。

写真:ウェザーリポート(ウェザーニュースアプリからの投稿)

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