今週は梅雨前線がゆっくりと南下 西日本や東日本も梅雨空が復活

ウェザーニュース

日本海〜東北地方に停滞していた梅雨前線が、今週はゆっくりと南下する予想です。週中頃からは西日本や東日本の太平洋側でも曇りや雨の日が多くなり、梅雨空が戻ってきます。

前線の活動状況次第では大雨となるおそれがあるため、今後の情報に注意してください。

太平洋高気圧の張り出しが弱まる

先週の3日(水)頃からは太平洋高気圧が本州付近に張りだしを強めていたため、梅雨前線は日本海〜東北地方の周辺に停滞する日が続きました。このため関東以西の各地はまるで梅雨明け後のような夏空が広がり、猛暑となりました。

しかし、この先は太平洋高気圧が徐々に張り出しを弱めることで、梅雨前線もゆっくりと南下に転じます。

明日8日(月)〜9日(火)にかけては北陸〜東北南部付近に停滞する予想です。前線に沿って次々に雨雲が流れ込む北陸や東北の日本海側では、断続的に雨が降り大雨となるおそれがあります。

週後半は西日本なども大雨に注意

週後半になると太平洋高気圧の張り出しがさらに弱まり、梅雨前線がさらに南下して西日本〜東日本でも梅雨空が戻る予想です。沖縄も真夏は中休みとなります。

高気圧との位置関係や、上空の気圧の谷の影響次第では、梅雨前線の活動が活発になる可能性が考えられます。11日(木)以降は西日本や東海・北陸などでも雨量がまとまり、大雨となることも想定されます。

梅雨前線による影響は予測が難しく、わずかな気圧配置の違いでも天気や影響が大きく変わってきます。こまめに最新の情報を確認して雨に備えるようにしてください。