1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. 社会
  4. 社会

6月の地球の平均気温は同月の記録を更新 13か月連続に 欧州機関

ウェザーニュース / 2024年7月10日 9時0分

ウェザーニュース

EU=欧州連合の機関であるコペルニクス気候変動サービスは6月の地球の平均気温が1991年から2020年の平均より0.67℃高く、13か月連続で過去最高を更新したと発表しました。

偏差の縮小傾向は今月も続く

コペルニクス気候変動サービスの最新の気候速報によると、6月の地球の平均気温は16.66℃で、産業革命前の基準期間である1850年から1900年の平均気温に比べて1.50℃高くなりました。月の気温の最高記録更新は昨年の6月から続いていて、これで13か月連続です。

3月から緩やかながら減少している月毎の偏差は、産業革命前に比べて1.52℃高かった5月よりもわずかに縮小しています。

ギリシャやインドなどで熱波に見舞われる

6月に特に気温が高かったのはヨーロッパ南部から中東のエリアです。

ギリシャでは熱波によって観光客が熱中症になったり、山火事の発生が目立ちました。また、サウジアラビアでは大巡礼でメッカを訪れた信者が多数亡くなったと報じられています。

日本でも梅雨入りが遅れて厳しい暑さの日があり、日本の平均気温は過去2番目に高い記録となりました。

海面水温はジリジリと低下

ただ、海面水温に関してはジリジリと低下を続けています。2月から4月にかけて過去最も高い水準が続いていましたが、5月以降は少しずつ下がっていて、6月末の日別値は昨年をわずかながら下回りました。

昨年は8月から9月に海面水温が最も高くなって記録的な暑さに繋がっています。今後、海面水温が低下を続けたとしても、2022年以前に比べると高い水準であることに変わりはありません。7月以降も熱波による影響が懸念されます。

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

デイリー: 参加する
ウィークリー: 参加する
マンスリー: 参加する
10秒滞在

記事にリアクションする

次の記事を探す

エラーが発生しました

ページを再読み込みして
ください