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フランスやドイツなど広範囲で雷雨のおそれ ヨーロッパの南北で気温差大

ウェザーニュース / 2024年7月12日 10時15分

ウェザーニュース

大西洋からヨーロッパ上空に強い寒気が進んできたため、一部の地域は大気の状態が不安定になっています。フランスやドイツなどは局地的に雷雨となる見込みです。

寒気の影響で大気の状態が不安定に

上空5500m付近で−18℃以下の強い寒気が大西洋を南下していて、ヨーロッパに近づいています。寒気の中心に南東側は大気の状態が不安定で、フランスを中心に雨雲が発達している状況です。

現地時間の12日(金)の午前中はフランスやスイスで雷を伴った強い雨が予想されます。その後、午後にかけては雨の範囲が東に移り、ドイツでも雨雲が発達する見通しです。

短時間の激しい雨や落雷、雹などのおそれがあるため、各国の気象当局は注意報や警報を発表して警戒を呼びかけています。

南ヨーロッパは熱波が続く

寒気の影響を受けているエリアは気温が低くなります。パリでは12日(金)の最高気温が20℃までしか上がらず、25℃を上回った前日よりも大幅に下がる予想です。

一方で、南ヨーロッパには寒気の影響が及ばず、熱波が継続するとみられます。ここ1週間ほど35℃以上の暑さが続いているギリシャ・アテネは12日(金)も38℃の厳しい暑さとなる見通しです。また、ハンガリーは国内のほぼ全域で35℃以上が予想され、一日の平均気温も高くなることから、暑さに対する警報が発表されています。

ギリシャなどの熱波は来週にかけても続くとみられ、熱中症や山火事などへの影響が懸念される状況です。

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