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来週に関東から西は梅雨明けの可能性 梅雨前線の活動が弱まる見込み

ウェザーニュース / 2024年7月12日 18時0分

ウェザーニュース

来週の中頃から週後半にかけて太平洋高気圧の勢力が強まる傾向で、本州付近に停滞する梅雨前線は北に押し上げられて活動が弱まる見通しです。

西日本や東海、関東甲信地方などは晴れて日差しの届く日が多くなり、いよいよ梅雨明けとなる可能性があります。

梅雨前線は北上しながら不明瞭に

今週末の三連休にかけては本州付近で梅雨前線の活動が活発になり、所により大雨となるおそれがあります。随時最新の気象情報を確認し、雨対策を行うようにしてください。

明日13日(土)からの3連休中は梅雨前線が本州付近に停滞し、前線活動が活発となります。西日本や中部エリアでは梅雨空が広がり、大雨となるおそれがあります。特に湿った空気の影響で発達した雨雲が流れ込みやすい九州東シナ海側では大雨に伴う災害の発生に警戒が必要です。


連休が明けた後は本州南岸の太平洋高気圧が徐々に勢力を強め、梅雨前線は北上しながら不明瞭になっていきます。西日本や東日本太平洋側では晴れる日が多くなりこのタイミングで梅雨が明ける可能性があります。

今年は沖縄・奄美を除いて、まだ梅雨明けの発表がありません。平年であれば九州から東北では7月中旬〜下旬に梅雨明けの時期を迎えます。

今年も平年とほぼ同じ時期にあたる16日(火)頃から18日(木)頃にかけて、九州〜関東甲信の気象台から梅雨明けが発表される可能性があり、いよいよ本格的な夏が始まるかもしれません。

しかし、梅雨前線の影響が弱まった後も暖かく湿った空気の影響を受けやすく、雲の広がる日がある見込みです。梅雨明けの判断は来週になってから、その先の週間予報をもとに決定されることになります。



北陸や東北は来週後半も梅雨前線や気圧の谷の影響を受けて、曇りや雨の日が多くなりそうです。梅雨明けはもう少し後になるものとみられます。

梅雨明け判断の明確な定義はなし

気象庁の発表する梅雨入り・梅雨明けの決め方には、明確な定義があるわけではありません。

気圧配置の面では、梅雨前線が北上してその地域から離れるか、梅雨前線の活動が弱まって消失するようなときに、梅雨が明けて夏になったとみなすことができますが、その後も様々な要因で雨の降る可能性があります。

気象庁の天気相談所によると、曇りや雨の日が少なくなって晴れの日が多くなると予想され、天気図では梅雨前線が北上して太平洋高気圧が張り出してくると、「梅雨明けしたとみられる」と発表しているとのことです。

梅雨入り・梅雨明けの発表は速報値のため、秋になってから実際の天気経過をもとに見直されることもあります。また、年によっては梅雨明けが特定出来ないとして発表されないこともあります。

梅雨入り・梅雨明けの発表で用いられる地域区分
沖縄地方 沖縄県
奄美地方 鹿児島県(奄美市、大島郡、十島村)
九州南部 宮崎県、鹿児島県(薩摩地方、大隅地方、種子島・屋久島地方)
九州北部地方 山口県、福岡県、大分県、佐賀県、長崎県、熊本県
四国地方 香川県、愛媛県、徳島県、高知県
中国地方 鳥取県、島根県、岡山県、広島県
近畿地方 京都府、大阪府、兵庫県、奈良県、滋賀県、和歌山県
東海地方 静岡県、岐阜県、三重県、愛知県
関東甲信地方 東京都、栃木県、群馬県、埼玉県、茨城県、千葉県、神奈川県、長野県、山梨県
北陸地方 新潟県、富山県、石川県、福井県
東北南部 山形県、宮城県、福島県
東北北部 青森県、秋田県、岩手県
※北海道は梅雨前線の影響が明瞭にならないため、気象庁の梅雨入り/梅雨明けの発表対象外です。

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