中国・四川省などで梅雨末期の大雨 来週にかけ500mmの雨が降るおそれ

ウェザーニュース

中国大陸でも梅雨前線の活動は活発になっています。四川省などでは9日(火)以降、断続的に大雨となっていて、来週にかけても続く見通しです。気象当局は警戒を呼びかけています。

前線が停滞し同じような地域で雨が続く

梅雨前線は日本列島から中国大陸にかけて伸びています。太平洋高気圧が大きく西へ張り出しているため、暖かく湿った空気が前線に向かって流れ込みやすく、中国でも前線の活動が活発です。

前線が停滞している地域では広い範囲で9日(火)以降の雨量が100〜200mmに達し、四川省など多い所では300mm以上の地域もあります。

これから来週にかけても梅雨前線は停滞し、四川省や河南省など同じような地域で大雨が続く見通しです。18日(木)にかけての雨量は、最も多い四川盆地北西部で局地的に400〜500mmと予想されています。

気象当局は大雨による土砂災害や河川の氾濫、都市部の浸水などのおそれがあるため、大雨が予想される地域に対して警戒を呼びかけています。