週間天気 関東から西は梅雨明け近い 連日35℃前後の厳しい暑さに

ウェザーニュース

■この先1週間のポイント■

・関東から西の梅雨明け近い
・再び真夏の暑さの日が増えて猛暑日も
・熱帯低気圧が発生しやすい

週後半からは夏の高気圧が北への張り出しを強め、梅雨前線が北日本方面に停滞する予想です。

関東から西の梅雨明け近い

週後半からは夏の太平洋高気圧が本州付近への張り出しを強めます。梅雨前線の活動は次第に弱まり、停滞する位置は朝鮮半島北部から北日本方面に変わってくる予想です。

九州から関東甲信の各地では前線が離れるため晴れる日が多くなります。今日17日(水)は九州南部の梅雨明けの発表がありましたが、九州北部地方〜関東の気象台からもそろそろ梅雨明けの発表があるかもしれません。

一方で、北陸や北日本の各地は梅雨前線や気圧の谷の影響で曇りや雨の日が続く予想です。梅雨明けはまだ見通せません。

再び真夏の暑さの日が増えて猛暑日も

西日本や東日本では今月3日〜10日頃にかけて気温のかなり高い日が続きました。前線が南下したことで一旦この傾向は解消していますが、週後半からは再び真夏らしい暑さの日が増える見通しです。

最高気温が30℃以上の真夏日が続き、所々で35℃以上の猛暑日が予想されています。エアコンの効いた涼しい室内で過ごす、毎日十分な睡眠をとるなど、熱中症予防を心がけてください。

熱帯低気圧が発生しやすい

日本のはるか南海上では対流活動が活発になっています。衛星画像ではフィリピンの東の海上に雲の塊がいくつか現れていて、ミンダナオ島付近には低圧部が解析されている状況です。

こうした雲の塊が渦を巻き始めると熱帯低気圧となり、発達すると台風になります。フィリピンの東の海上は海面水温が30℃以上で、平年よりも若干高めです。台風を発達させるエネルギーは十分にあります。

来週は熱帯低気圧や台風が南西諸島に近づく可能性が出てきており、予報はまだ不確実性が高いですが今後の動向に注目です。