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服の色? 体質? 蚊に刺されやすい人はどんな人

ウェザーニュース / 2024年8月6日 5時30分

ウェザーニュース

キャンプや川遊び、花火大会などを思い切り楽しみたい夏本番の到来です。

ただ、注意したいのが蚊です。ウェザーニュースでは「今シーズン、もう蚊に刺されましたか?」というアンケート調査を行いました。

その結果、北海道以外の全ての地域で「もう刺された」という回答が地域で6割から8割に上りました。

同じ場所にいても、蚊に刺されやすい人とそれほど刺されない人がいるようですが、本当のところはどうなのでしょうか?

虫ケア用品最大手のアース製薬に、蚊が人を感知するしくみなど、その生態から解き明かしていただきます。

蚊に刺されやすいのはこんな人

よく、「○型だから蚊に刺されやすい」という話を聞きますが、蚊が好む血液型があるのでしょうか。

「蚊は、糖分をエネルギーとしていて、普段は花の蜜などを吸って生活しています。人を吸血するのは、産卵のための栄養源として必要だからです。

血液型については、これまでの研究から蚊に刺されやすいのは、O型になる傾向があることが示されています。しかし科学的根拠とまでいえるものではなく、蚊が血液型物質を察知していることでもないようです」

服装によって刺されたり刺されなかったり、という経験がある人は多いようです。

「蚊は服の好みがあるわけではありませんが、刺されやすい服装とその理由はあります。

まずは色についてです。蚊は色を認識することはありませんが、明るい色と、暗い色の対比を感知し、暗い色の方に寄ってきます。

例えば、白と黒のボーダー柄、白いシャツにネイビーのボトムといった色の対比がはっきりしているコーディネイトは、暗い色の部分がターゲットとなります。特に昼間は、白っぽい色で全身を統一するのがおすすめです。

色以外にも、蚊は人や動物を体温、炭酸ガス、皮膚の水分、体の動きなどから総合的に判断して反応しています。足元は汗腺が多く、狙われやすいともいわれています。

そのため、薄着で肌を露出している方が刺されやすく、半袖短パンのような服は刺されやすいようです」

お酒を飲んでいると刺されやすいというのは本当でしょうか。

「蚊が感知しやすくなるためと考えられます。蚊は、人や動物が呼吸によって出す二酸化炭素や汗、皮膚のにおい、体温などを感知して吸血源を探します。顔の近くによく寄ってくるのはそのためです。

お酒を飲んだ後は、呼吸が荒く体温も高くなることが多く、蚊から見つけられやすいと考えられます。体温が高めな子どもや妊婦、汗っかきの人などもターゲットになりやすいといえます」

蚊に刺されにくい人になるために

蚊に刺されやすい傾向がわかっても自分でコントロールできないこともあります。予防法としておすすめなのは虫よけ剤は正しく使用することです。

「『虫除け剤を使っているのに蚊に刺されてしまう」という人は、塗りムラができてはいないでしょうか。

虫よけ剤は肌から約15cm離した位置からスプレーして、手のひらでまんべんなく塗り広げましょう。顔や首筋などは、まず手のひらにスプレーして、塗り広げましょう。

日焼け止めも同時に使いたいときに迷うことがあるようですが、日焼け止めなどは先に塗ってから最後に虫よけ剤をていねいに塗ります」

そのほか、蚊に狙われやすい場所や時間を知ることも大切です。

「日本で人を刺すことが多いヒトスジシマカは、成虫になると昼間中心に活動し雑草が生い茂る場所を好み、庭や公園、墓地、雑木林などに潜んで、近づいてきた人を狙って吸血します。

よく吸血する時間帯は朝夕、特に夕方4時から6時が要注意です。

住宅地に多いアカイエカは夜間に活動します。成虫まで育ったアカイエカは、吸血源を求めて家の中へと侵入し、夕方から夜間に吸血します」

蚊は刺されるとかゆいだけでなく、デング熱などの感染症を媒介することもあります。肌の露出には注意して虫よけ剤なども活用して、蚊に刺されないようにしましょう。

※虫よけ剤に記載された、使用方法や使用上の注意をよく読んでお使いください


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