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説明できる?扇風機とサーキュレーターの違いと効果的な使い方

ウェザーニュース / 2024年7月30日 5時10分

ウェザーニュース

湿度が高いこの季節は、暑さ対策、湿気対策が欠かせません。エアコンだけでなく、扇風機やサーキュレーターも活躍します。

ウェザーニュースで、サーキュレーターや扇風機を持っているかアンケート調査をしたところ、サーキュレーターは5割以上、扇風機は8割以上の人が持っているということが分かりました(「両方持っている」という回答を含める)。特に暑い時期には欠かせないアイテムの一つになっているようです。

どちらも風を送る扇風機とサーキュレーターですが、役割がどう違うのか、説明できる人は少ないようです。

家庭における扇風機とサーキュレーターの正しい使い分けを、加湿器メーカーのアイリスオーヤマ株式会社に伺いました。

扇風機とサーキュレーターはどう違うのか

扇風機とサーキュレーターは、見た目が似ています。用途や機能はどう違うのでしょうか。

「用途の違いから見ていきましょう。扇風機は暑いときに人が涼むためのアイテムです。風を巻き起こして人の体に直接当てることを目的としています。サーキュレーターは、空気を循環させることを目的としています。人体に直接風を当てるアイテムではありません」(アイリスオーヤマ)

目的が違うので、機能も異なるのですね。

「そうです。扇風機の風が届く範囲は広く、風量は穏やかです。サーキュレーターは、狭い範囲で直線的に強い風を送れます。

ちなみに、両者の電気代はそれほど違いません。どちらも消費電力は20~30Wほどで、1時間あたり0.6~0.9円程度です」(アイリスオーヤマ)

サーキュレーターの効果的な使い方

サーキュレーターは、どう使えばいいのでしょうか。目的別に教えてもらいました。

「換気をしたいときは、窓に向けて使ってください。サーキュレーターは後ろから空気を取り込んで前へ送り出すので、部屋のこもった空気を一気に外へ排出できます。

冷房と併用するときは、エアコンに背を向けて置き、床と並行に風を送るように使います。

冷たい空気は下に溜まる性質があるので、エアコンに背を向けてサーキュレーターを設置すると、床に溜まった冷気が効率よく循環します。同じ方法でサーキュレーターを上に向けると、ロフトに冷気を送ることもできます。

サーキュレーターは、夏季のゲリラ豪雨などで仕方なく行う部屋干しにも有効です。

首振り機能を使って洗濯物にまんべんなく風を当てると、洗濯物の水分が逃げやすくなります。換気扇や除湿機を併用すると、より効果的です」(アイリスオーヤマ)

扇風機はひと工夫して使うのが上級者!

扇風機の使い方にもコツがあるのでしょうか。

「エアコンがなく扇風機だけの場合は、外気温によって置き方を変えましょう。その際、窓を開けて使用するのがコツです。

室内より外が暑いときは、扇風機を窓の近くに置いて外へ向かって風を送ります。こうすると外の熱気が室内に入らず、涼しさが感じられます。室内が外より暑いときは、開けた窓際に扇風機を置き、室内に向けて風を送りましょう。外の風を取り入れて、室内が涼しく感じられます。

扇風機の前に氷を置く方法も効果的です。氷が溶けるときは気化熱によって周りの空気が冷やされ、それが扇風機で送られるので涼しく感じられます。洗面器やバケツに氷を置く以外に、凍らせたペットボトルを置く方法もあります」(アイリスオーヤマ)

扇風機とサーキュレーターは、見た目は似ていても、用途や機能が違うのですね。上手に使い分けて、夏の暑さや湿気に賢く対応しましょう。

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