山形県は6時間で100mm超の大雨に 雨が止んでも河川はん濫などに注意

ウェザーニュース

今日18日(木)は梅雨前線に近い東北で雨が降っています。山形県では朝から激しい雨が続き、酒田市では6時間雨量が100mmを超えました。活発な雨雲は離れたものの、河川の水位が上がっているため、引き続き災害の発生に注意が必要です。

庄内地方の一部で「はん濫危険水位」に

梅雨前線に向かって流れ込む暖かく湿った空気の影響で、前線付近で雨雲が発達しています。山形県酒田市の酒田大沢では12時00分までの1時間に45.5mmの激しい雨を観測し、13時20分までの6時間雨量は100mmを超えました。

活発な雨雲はゆっくりと東に動いていて、現在は酒田市では雨の降り方が落ち着いています。ただ、これまでに降った雨で中小河川の水位が上がり、最上川水系の藤島川や京田川では「はん濫危険水位」に達しました。


今後、雨の中心は秋田県や岩手県など北部に移る予想です。山形県内の激しい雨は15時頃までの見込みですが、雨が止んだあとに災害が発生する可能性があります。増水した河川の様子を見に行ったりはせず、急斜面など危険な場所には近づかないでください。

岩手県付近では局地的に雨雲が発達して、1時間に50mm前後の激しい雨となるおそれがあります。道路冠水や、河川・用水路の増水に注意してください。雷や突風を伴う可能性もあるため、雨が強い間の不要な外出は控えた方が安心です。