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熊本・阿蘇山 噴火警戒レベルを2から1に引き下げ 

ウェザーニュース / 2024年7月19日 11時30分

ウェザーニュース

福岡管区気象台は19日(金)11時00分に阿蘇山の噴火警戒レベルを2(火口周辺規制)から1(活火山であることに留意)に引き下げました。中岳第一火口周辺に影響を及ぼす噴火の可能性は低くなったとみられます。警戒レベルが1になるのは今年5月以来です。

火山性微動は小さな状態で経過

気象台の観測によると阿蘇山では火山性微動の振幅が6月下旬以降、小さな状態で経過しています。

7月17日(水)に現地調査を行ったところ、中岳第一火口底に乳緑色の湯だまりを確認しました。湯だまり量は約7割と、火山活動の低下に伴って蒸発しにくくなり前月の観測よりも増加していました。火口内で火山活動の高まりを示す特段の変化は認められませんでした。

また、GNSS連続観測では、2023年12月頃から深部にマグマだまりがあると考えられている草千里を挟む基線において伸びの傾向が認められましたが、1月下旬以降、伸びの傾向は停滞しています。
 
火山活動が低下していることから、中岳第一火口周辺に影響を及ぼす噴火の可能性は低くなったと判断し、噴火警戒レベルが引き下げられました。

一方で火山ガス(二酸化硫黄)の放出量はやや多い状態が続いており、中岳第一火口の南側火口壁では高温の地熱域が引き続き認められます。火口内では土砂や火山灰が噴出する可能性があり、火口付近では火山ガスに注意が必要です。

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