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食前or食後? 朝or夜? 栄養効果アップにつながるパイナップルの食べ方とは

ウェザーニュース / 2024年8月1日 7時0分

ウェザーニュース

身近なトロピカルフルーツの代表のひとつ、パイナップルが旬を迎えています。ボリュームがある外見と、甘酸っぱくて独特の食感で人気があり、栄養も豊富です。

ウェザーニュースが実施した「パイナップルは好き? 嫌い?」というアンケート調査では「好き」が93%と、多くの支持を集めています(期間:2024年7月21〜22日、集計対象:12,588件)。

そのまま食べるだけでなく、スイーツや料理にと幅広く活用できるパイナップルですが、食べるタイミングによって栄養効果がよりアップするそうです。詳しい話を株式会社ドールのドール拡大推進室 中島小織さんに伺いました。

ビタミン、ミネラル豊富なパイナップル

「パイナップルには、抗酸化作用や肌の調子を整えるとされるビタミンC、糖質のエネルギー代謝に必要なビタミンB1が多く含まれています。また、身体で働く酵素の主成分になるマンガン、鉄から赤血球を作る働きがある銅などのミネラル類も豊富です。

さらに、食物繊維も豊富なので、腸の調子を整えるには最適の果物の一つといえます。

日本人の健康増進のための『食事バランスガイド』(厚生労働省・農林水産省)では、糖質やビタミン、ミネラル、食物繊維を摂取するために、果物を1日に約200g食べることが推奨されています。パイナップルは皮をむいた0.3個分、角切り5枚分で100gになるので、ひとつの目安になると思います」(中島さん)

タイミングは朝食・食前・食事中がおすすめ

パイナップルは、食べるタイミングによって栄養効果が変わってくるそうです。

「まず1日をすっきりスタートしたいなら、朝食がおすすめです。パイナップルには、果糖の他にブドウ糖も豊富なので、朝食時だと睡眠中に脳が消費したブドウ糖を補うことができ、朝から頭がすっきりします。

次に、ダイエットを気にされるなら食前がいいでしょう。パイナップルには食物繊維が豊富です。この食物繊維は不溶性で、胃や腸で水分を吸収して大きくふくらむため、満腹感を得られること、腸を刺激して便通を促進する効果があります。

そのため食前にパイナップルを食べると、その後の食事の食べすぎを防ぐことができますし、便秘の改善も期待されるので、ダイエット中に摂る果物には適しているといえます。

消化を助けるなら食事中に摂るのがおすすめです。生のパイナップルにはたんぱく質分解酵素が含まれています。食事と一緒に摂ると、胃腸の消化液で効果は弱まるものの、肉や魚などと合わせてよく噛んで食べることで、消化を助ける効果が期待できます。

また、パイナップルの酸味で脂っぽい料理もさっぱりといただけ、胃液の分泌を促進して消化を助ける効果があるといわれています」(中島さん)

パイナップルの上手な保存法

パイナップルは1個丸ごと売られていることが多いですが、買ってすぐ食べない場合の保存法を教えて下さい。

「パイナップルは追熟しない果物です。本来は購入したときが食べごろですが、買ってすぐ食べずにまるごと保存する場合は、葉はもぎ取らずに根元1cmを残して切り落とし、冷蔵庫の野菜室に入れてください。これで3~4日は保存ができます。

カットされているものは野菜室で保存し、2~3日で食べきるようにしてください。

逆さまにして数日置くと甘さが全体に行き渡ると言われることもありますが、私たちドールでは、その方法には根拠がないと考えています。やはり買ってきたら新鮮なうちに食べるのがベストだと思います。

もし食べきれない場合は皮をむいてから食べやすく切り、密封容器に入れて冷凍するのがおすすめです。凍ったまま食べれば、シャーベットのようで夏のデザートに最適です」(中島さん)

酷暑を乗り切るために、ビタミン、ミネラル豊富なパイナップルを上手に摂って体調を整えましょう。

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