秋田・子吉川 堤防決壊により氾濫発生 警戒レベル5相当

ウェザーニュース

大雨の影響で秋田県を流れる子吉川（こよしがわ）では、堤防決壊による氾濫が発生したとして、秋田河川国道事務所 秋田地方気象台は氾濫発生情報【警戒レベル5相当】を発表しました。

氾濫が発生したのは、10.3k(右岸)付近で、周辺の低地では浸水被害が発生するおそれがあります。まだ周囲が浸水してなければただちに低地から離れ、もし既に浸水が始まっていたらなるべく上の階で安全を確保するようにしてください。

子吉川では今回決壊したところより上流で、すでに越水による氾濫が発生しています。

自治体からの避難指示等に従い、浸水想定区域などにお住まいの方は安全な場所へ避難をするようにしてください。避難所までの経路の安全が確実でない場合は、自宅の中で上の階で身の安全の確保をしてください。

東北では記録的な大雨に

東北では昨夜から大雨となっていて、由利本荘市では24時間で200mmを大きく超える雨が降り、観測史上1位の記録を更新しました。

川の水位は今後さらに上昇するおそれがあるため、状況が気になっても川の様子を絶対に見に行ったりしないようにしてください。暗くなってからの避難は危険を伴います。明るいうちに安全なところに避難するか、すでに他の場所への避難が難しい場合は、できるだけ高いところで身の安全を確保してください。


土砂災害の危険度も高まっています。崖や川の近くなど土砂災害の発生するおそれのある地区にお住まいの方は、早めの避難を心がけるとともに、市町村から発表される避難勧告などの情報に注意してください。