週間天気 東日本や西日本はゲリラ雷雨 東北や北陸は梅雨前線の影響

ウェザーニュース

■この先1週間のポイント■

・大気の状態が不安定
・続く酷暑に警戒　万全な熱中症対策を
・梅雨前線が活発化するおそれ

この先1週間、東日本と西日本では厳しい暑さと急な雨や雷に注意が必要です。東北や北陸では、月末頃にかけて雨が降りやすい状況が続く予想です。これまでの雨によって土壌の水分量が増加しているため、災害の拡大や新たな災害の発生に警戒してください。

大気の状態が不安定

東日本や西日本では、夏の太平洋高気圧に覆われ、広範囲で晴れる日が多くなる見込みです。

ただ、上空の暖かく湿った空気が流れ込み、大気の状態が不安定になります。加えて強い日差しで気温が上がることで積乱雲が発生しやすくなるため、急な雨や雷に注意が必要です。

夏休みシーズンには、山や川へ出かける方も多いと思います。もし辺りが急に暗くなってきたら、強雨や雷雨の可能性がありますので、早めに安全な屋内へ避難するようにしてください。

続く酷暑に警戒　万全な熱中症対策を

東日本や西日本では、強い日差しと暖かい空気に覆われ、都心部を含め多くの地域で気温が35℃前後の日が続く予想です。

さらに、フェーン現象が加わると、体温を超えるような危険な暑さになるおそれもあります。

熱中症予防のために、意識的に水分や塩分を補給し、エアコンの効いた涼しい部屋で過ごすようにしてください。また、日頃から十分な睡眠と栄養をとり、健康管理にも注意してください。

梅雨前線が活発化するおそれ

週間天気図（7月29日〜8月3日）

月末頃にかけて梅雨前線は東北、北陸付近に停滞する見込みです。前線に向かって日本海から湿った空気が流れ込むため、特に東北日本海側では雨雲が発達しやすくなります。断続的な強雨や雷雨に注意が必要です。

これまでの雨で土壌の水分量が増加しているため、災害の拡大や新たな災害の発生に警戒してください。