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東北北部が梅雨明け 平年より5日遅い 今年すべての地域で梅雨が終了

ウェザーニュース / 2024年8月2日 11時0分

ウェザーニュース

今日8月2日(金)、気象台は「東北北部が梅雨明けしたとみられる」と発表しました。平年より5日遅く、昨年より11日遅い梅雨明けです。

今年は梅雨入りも遅かったため、梅雨期間の長さはほぼ平年並みになりました(速報値)。

これで梅雨入り・梅雨明けの発表がない北海道をのぞき、全てのエリアで梅雨明けが発表されたこととなります。

夏の高気圧が張り出しを強める

太平洋高気圧が北日本方面への張り出しを強めていることで梅雨前線が北に離れ、今日の東北北部は晴れているところが多くなっています。

気象庁は、この先1週間程度の天気予報を考慮して、梅雨明けの発表を判断しました。

▼気象庁の発表
東北北部の梅雨明け 仙台管区気象台発表
 平年より5日遅く、昨年より11日遅い

・梅雨入り/梅雨明けには平均的に5日間程度の「移り変わり」の期間があります。
・春から夏にかけての実際の天候経過を考慮した検討の結果、期日が見直しされる場合があります。

期間中の雨量が多く、場所によっては2倍以上に

梅雨の期間の長さは、40日間(平年値では43日間)とほぼ平年並みでしたが、同期間での降水量は平年よりも多くなったところがほとんどです。7月後半には秋田県では河川が氾濫するなど大雨に見舞われました。同じ期間で比較すると、青森などでは平年の2倍以上の雨が観測されました。

梅雨期間降水量(6月23日から8月1日まで)
降水量 平年値 平年比
青森 314.0 mm 155.3 mm 202 %
秋田 408.0 mm 246.5 mm 166 %
盛岡 456.5 mm 244.4 mm 187 %

この先は長雨はなく、真夏日が続く

東北北部では、この先も太平洋高気圧に覆われて日差しの届く日が多くなります。湿った空気の影響で雲が増えたりにわか雨の可能性はありますが、梅雨前線の影響を受けて長雨になる日は予想されていません。

気温は高くなる日が続き、最高気温30℃以上の真夏日が連日予想されています。エアコンの効いた涼しいところで過ごすなどし、こまめな水分補給を心がけるなど熱中症予防を意識的に行ってください。

梅雨入り・梅雨明けの発表は速報値 秋に見直されることも

梅雨は大雨による災害が発生しやすい時期であり社会的関心が高いことから、気象庁では現在までの天候経過と1週間先までの見通しをもとに、速報的に「梅雨入り」「梅雨明け」の発表を行っています。

あくまで予報を用いた速報であるため、平年値等の統計に用いられる確定値は、実際の天候経過を考慮して秋になってから更新されることがあります。

2022年には梅雨入り・梅雨明けの期日が秋になってから大幅に見直され、20日間以上もの大修正となった地域もありました。今年も、梅雨入り発表後に晴れの日が続いた四国などでは、期日の見直しが行われるかもしれません。


梅雨入り・梅雨明けの発表で用いられる地域区分
沖縄地方 沖縄県
奄美地方 鹿児島県(奄美市、大島郡、十島村)
九州南部 宮崎県、鹿児島県(薩摩地方、大隅地方、種子島・屋久島地方)
九州北部地方 山口県、福岡県、大分県、佐賀県、長崎県、熊本県
四国地方 香川県、愛媛県、徳島県、高知県
中国地方 鳥取県、島根県、岡山県、広島県
近畿地方 京都府、大阪府、兵庫県、奈良県、滋賀県、和歌山県
東海地方 静岡県、岐阜県、三重県、愛知県
関東甲信地方 東京都、栃木県、群馬県、埼玉県、茨城県、千葉県、神奈川県、長野県、山梨県
北陸地方 新潟県、富山県、石川県、福井県
東北南部 山形県、宮城県、福島県
東北北部 青森県、秋田県、岩手県

※北海道は梅雨前線の影響が明瞭にならないため、気象庁の梅雨入り/梅雨明けの発表対象外です。

写真:ウェザーリポート(ウェザーニュースアプリからの投稿)

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