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熱中症による救急搬送は2週連続で1万人超 引き続き熱中症リスク高い

ウェザーニュース / 2024年8月7日 11時15分

ウェザーニュース

8月6日(火)、総務省消防庁は2024年7月29日〜8月4日の熱中症による救急搬送状況を発表しました。

この1週間における全国の熱中症による救急搬送者数は「12,272人」で、2週連続で1万人を超えました。

熱中症リスク高い日が続く

この1週間の日毎の搬送者集を見ると連日1000人を超え、週末の3日(土)4日(日)は2000人を上回りました。当日は、上空の強い暖気と日射の影響で西日本や東日本は猛烈な暑さとなり、4日(日)は猛暑日地点数が観測史上最多を更新しました。このため、熱中症による搬送者数が増加したと考えられます。

この先1週間は、東海から西は引き続き35℃を超えるような日が続く予想です。関東や北日本は雲が広がりやすくなる分、若干暑さは落ち着くものの、それでも暑さは厳しく熱中症対策が欠かせません。お盆休み期間で外で過ごす機会が増えるかもしれませんが、比較的涼しい時間帯に変更するなどの対応もご検討ください。

熱中症予防のポイント

・暑さを避ける
・こまめな水分補給
・急に暑くなる日に注意
・暑さに備えた体づくり
・各人の体力や体調を考慮
・集団活動の場ではお互いに配慮
・暑さ指数の測定値などを把握

日常生活では、からだ(体調、暑さへの慣れ等)への配慮と行動の工夫(暑さを避ける、活動の強さ、活動の時期と持続時間)、および住まいと衣服の工夫が必要です。屋外では帽子や日傘を使う、水分をこまめに摂取する、日中の暑さを避けて活動する、といった基本的なことが大切です。また、室内で発症することも多いので、冷房を適切に使うなど、油断しないようにしましょう。

熱中症のサインとは?

上の表は代表的な熱中症の症状です。このような症状が見られたら、すぐに涼しい屋内や日陰などに移動して体を冷やし水分を摂るようにしてください。

重症度Ⅲ度の場合は、一刻も早く救急車を呼ぶ必要があります。

暑さ指数(WBGT)とは

暑さ指数(WBGT)は国際的に用いられる指標で、人体の熱収支に与える影響の大きい湿度、日射・輻射など周辺の熱環境、気温の3つの要素から計算されています。

熱中症患者発生率との相関が気温よりも良好で、暑さ指数が「厳重警戒」ランク以上だと熱中症患者が著しく増加することがわかっています。また、暑さ指数が「危険」ランクの場合は運動は原則中止すべきとされています。


出典
総務省消防庁HP、環境省 熱中症環境保健マニュアル

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