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甲子園の歴史は暑さの歴史 100年で最低気温の上昇が顕著

ウェザーニュース / 2024年8月7日 12時0分

ウェザーニュース

甲子園球場で野球大会が行われるようになって100年が経ちます。

この100年間で甲子園の暑さはどのように変化していったのでしょうか。

暑さが増す神戸の夏

神戸の8月の月最高気温は1900年頃が5年移動平均で34.5℃だったのに対し、直近では35.6℃と100年あまりで約1℃高くなりました。特に2010年代後半以降は大きく上昇し、近年は急激に暑さが厳しくなっています。

ただ、最高気温以上に上昇が顕著なのが最低気温です。8月の最低気温の最高値の推移を見ていくと、1900年頃が5年移動平均で25.2℃だったのに対し、直近は28.2℃と約3℃も上昇しているのです。

伝統と気温変化の両立

観測所の移設による影響は含まれているものの、全体としては地球温暖化と都市化によって顕著に上昇していると考えられます。今日7日(水)の神戸の最低気温は28.2℃と平年より2℃ほど高く、8時過ぎには30℃に到達しました。今年からは最も暑い時間帯の試合を避ける二部制が導入され、気候変動に対する一つの「適応」であるといえます。

適応策を取ったとしても、朝からの気温の上昇ペースが早まっているため、熱中症に対して様々な対策が必要なことは変わりありません。今後も伝統と体調管理の両面から、様々な議論が必要と思われます。

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