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日向灘の地震で震度6弱を観測 M7.1は1984年以来の規模

ウェザーニュース / 2024年8月8日 17時50分

ウェザーニュース

8月8日(木)、日向灘を震源とするマグニチュード7.1の地震が発生し、最大震度6弱を観測しました。マグニチュード7クラスは1984年以来の規模です。

日向灘の地震では40年ぶりの規模

8日(木)16時43分頃、日向灘を震源とするマグニチュード7.1、深さ約30kmと推定される地震が発生しました。この地震で宮崎県日南市で最大震度6弱、宮崎市、串間市、都城市、大崎町で震度5強を観測しています。

日向灘を震源とする地震で震度6弱以上の揺れを観測するのは1919年以降で初めてです。マグニチュード7以上は1984年8月のマグニチュード7.1以来の規模になります。1968年の日向灘地震はマグニチュード7.5と今回より大きな地震でしたが、当時は地震計の設置が少なかったため、最大震度は5(当時の震度階級)でした。

地震のメカニズムは北西ー南東方向に圧力軸を持つ逆断層型と解析されています。震源の深さやメカニズムなどから、沈み込むプレート境界で発生した地震とみられます。

政府の地震調査研究推進本部はマグニチュード7.1前後のプレート境界の地震が今後30年で発生する確率を70〜80%としていました。

揺れの大きな地域では建物の被害も

ウェザーニュースアプリ利用者からの地震の被害報告によると、揺れが強かった宮崎県や鹿児島県の大隅地方を中心に「物が落ちた」の回答が目立っています。

一部では「家具が倒れた」や「エレベーター停止」の報告があり、最大震度は6弱を観測した日南市周辺からは「建物に被害」の報告も届きました。

津波注意報が解除されるまで海岸に近づかない

今回の地震はマグニチュード7以上と規模が大きいこと、震源が約30kmと比較的浅いこと、逆断層型のメカニズムであることから津波が発生したとみられ、宮崎県宮崎港で50cm、日南市・油津では40cmの津波を観測しました。

過去の日向灘での同規模の地震では10〜20cmの津波が到達しています。現段階での地震の規模は速報値であるため、実際にはさらに強く、大きな津波が到達するおそれがあります。津波注意報が発表されている地域では、注意報が解除されるまで海岸に近づかないでください。

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