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台風進路図の予報円の大きさ=台風の「強さ」や「大きさ」ではない

ウェザーニュース / 2024年8月9日 15時20分

ウェザーニュース

台風5号が日本列島に近づいてきています。週末からの三連休やお盆期間に影響をもたらす可能性が高くなってきました。

台風5号の予想進路図では、来週の予報円が非常に大きくなっています。ただし、これは台風が発達したり、サイズが大きくなることを示しているのではありません。

予報円の大きさは台風予測の不確実さを表す

台風の予報円が大きくなるからといって、台風そのものが発達して強くなったり、大きくなったりする訳ではありません。

台風の進路図に示される「予報円」の大きさは、進路や速度の予測の不確実さを表しています。

そもそも台風の予報円は、台風の中心が70%の確率で入ると予想される範囲を示しています。予報円が小さいと進路の予測の信頼度が高く、予報円が大きいと予測の信頼度が低いことになります。

12日(月・祝)以降は予報円が大きく

今回、日本に近づいてきている台風5号は8月9日(金)12時現在、日本の東を北上しています。11日(日)以降は徐々に進路を西寄りに変え、三連休最終日の12日(月・祝)頃に東北にかなり接近して上陸する可能性が出てきました。

予想進路図を見ると、来週中頃は予報円が非常に大きくなっており、14日(水)は北日本全体を覆うほどの広さです。気象庁が発表する信頼度も、5段階のうち最も低い「C」ランクとなっています。

進路の予測の幅が非常に大きい

世界各国の気象機関が計算した数値シミュレーションの結果を比較すると、台風5号は日本の東の海上を北上する傾向は概ね揃っているものの、その先は進路のシミュレーションの結果にかなりばらつきがあるのがわかります。

北海道の東を通る予測もあれば、関東や西日本方面に向かう予測まであり、西寄りの進路となった場合には三連休からお盆期間に北日本や東日本で風雨の影響が出る可能性があります。

進路の違いで影響が大きく変わってきますので、台風情報を正確に理解して、適切な防災行動・避難行動をとれるようにしましょう。

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