関東など内陸部を中心にゲリラ雷雨 道路冠水や落雷、突風に注意

ウェザーニュース

今日9日(金)も午後になって所々で雨雲が発生・発達し、ゲリラ雷雨となっています。関東など一部では平野部にも雷雲が流れ込み、土砂降りの雨になっている状況です。夜にかけて道路冠水や落雷、突風などに注意し、雨が強い間の無理な移動は控えてください。

日中の昇温で大気の状態が不安定に

上空に寒気を伴った気圧の谷が通過しています。昼間の気温上昇によって大気の状態が不安定になり、北日本から西日本にかけての所々で雨雲が発生している状況です。

特に内陸部や山沿いで雨雲が発達し、群馬県高崎市榛名山では14時40分までの1時間に49.0mm、静岡県榛原郡川根本町では15時20分までの1時間に46.5mmの激しい雨を観測しました。活発な雨雲は平野部にも流れ込み、宇都宮市でも16時20分までの1時間に34.0mmを観測しています。

関東の活発な雨雲は南寄りに動いていて、このあとは埼玉県などに活発な雨雲が流れ込む可能性があります。夜にかけて急な激しい雷雨や突風に注意が必要です。雨が強い間の無理な移動は控え、雷鳴が聞こえた場合は頑丈な建物の中に避難するようにしてください。

また、昨日8日(木)夕方に大きな地震に見舞われた宮崎県付近も、山沿いを中心に雨雲が発達して激しい雷雨になっています。宮崎県小林市では16時20分までの1時間に13.0mmのやや強い雨を観測しました。地震によって地盤が緩んでいる可能性があり、少しの雨でも土砂崩れが発生するおそれがあります。急な斜面など危険な場所には決して近づかないでください。

写真：ウェザーリポート（ウェザーニュースアプリからの投稿）